第34話
第34話
茹でようとしてた豆を少し分けてっと。
その間に野菜ブイヨン作るかな。
「野菜はどこにあるのでしょう?」
無言でドサッと置かれた。
こちらは下処理前みたいだ良かった〜。
ん?あれは……。
あ、やっぱり!じゃがいもだ!
ガレット作ろう!
「おい!それは毒があるから廃棄するんだ!」
「?……あぁ。下処理しないで食べればそりゃ毒に当たりますよ。」
「なんだと?」
「見てれば分かりますんで。」
じゃがいもの芽を取って〜
皮に切り込み入れて〜
鍋に薄く水張って沸かしてお皿投入。
ザル置いて濡れ布巾かけてフタをする。
よし、放置。
その間にカブの皮を向いて葉っぱ刻んで
実はみじん切りにしよう。
人参も同じようにして〜。
あ、そうだ。
「キノコありましたよね?網目状の。」
「……おい、持ってきてやれ。」
目の前に置かれたいい香りのこのキノコはアミガサタケだろう。
毒キノコみたいな見た目だけど香りは良くて
高級食材として扱われるのよね〜。
食べた事ないけど。
なんなら初見です。
取り敢えず、刻もう。
これ刻んで野菜と煮込むと
めっちゃ美味しい出汁になるって聞いたし。
取り敢えず皮とキノコ鍋に入れて
水たっぷり入れて火にかける。
というか、かまど方式だけど
めっちゃ使いやすい。
なんなんだ、これ?
水も乾燥してるみたいだったから
貴重なのかと思ってたけど
捻ったらジャバジャバ出るじゃん。
てか、蛇口はあるんだな。
あ、そろそろ上澄み液出来たかな?
そっとボウルを覗き込むと
灰が沈み黄色く透き通っていた。
よしよし……。
じゃがいもに火が通ったか
確認して豆煮るかな。




