第26話
第26話
柊人も柚乃も落ち着いた所でヴェレーナさんも交えて作戦会議だ!
「能力は1度開花すれば誰にでも使えるようになる。」
「それは、つまり開花さえしてしまえば自由に使えるという意味で合ってます?」
「あぁ。我が騎士団には今はいないが昔いてな。」
「……その子達は今は?」
彼はゆっくり首を横に振った。
つまり死んだのだろう。
もしくは開花できずに切り捨てられたのだろう。
……殺したのは彼の父か彼だろう。
状況も理由も分からないけど国王がクソだと言うのは知っている。
助けられなかった事も分かってしまう。
理性では理解できるが感情は……追いつかない。
だが、ここで彼を責めても仕方ない。
私達を殺したくないと彼の顔が叫んでいるから。
「そうですか、他の騎士団には今も?」
「いや……昨年、残っていた青年が亡くなった。」
「そいつは、近衛にやられたんだよ。」
「……能力を使うのを拒否したとかですか?」
2人は揃って顔を振った。
「国家反逆罪を押し付けられたんだ。」
「は?冤罪だったんですか?」
沈黙が答えだろう。
「私達はインチェル人達が迫害されてるのを黙って見てるしかありませんでした。」
「……だからこそ、君達が来たのを保護できて良かった。今度こそ。今度こそ失わせない!」
彼は覚悟の宿った瞳で私を見た。
「お話と覚悟は分かりました。取り敢えず……王族に
、まともな人いないんですか?」
「いるよ〜?1人だけ。この国の第1王子。」
「王太子制度とか無いんですか?」
「……王太子は第2王子がなられるご予定だ。」
なるほど?やべぇ感じなわけね?




