第25話
第25話
私が思い悩んでいた所で開花しなかったものは仕方ないと割り切る事にした。
「実は開花してるけど分かりにくいとかかもしれないしね。」
なんてボソッと囁いた。
「「確かに。/!」」
うわ!聞かれてた!
「いや、実際にその可能性はある。」
「その可能性は思いつかなかったよ。」
いや、そんな食いつかれても……。
有り得るけど、分かんないことに変わりはないのよね。
ふぅ。とため息をつくと
「開花してる可能性が少しでもあるのならサユも訓練しよう。」
「そうだな、訓練してたら分かるかもしんないし?」
なんか2人にフォローされたら余計に悲しいわ。
「ママー!うわぁぁぁ!」
「しゅう君!どうしたの!?」
駆け寄って慌てて抱きしめると
「ママ〜。グスッ。痛いない?」
「しゅう君が守ってくれたから痛いないよ。」
よしよしと頭を撫でつつ宥めていたら
「わぁぁぁん!」
柚乃まで起きて泣き出しちゃった!
そこへガチャっと扉が開き
「まぁまぁ!ユノちゃんはお腹空いたのかしら?
それとも、おトイレかしら?」
ヴェレーナさんが来てお茶を置いてから柚乃をあやしてくれた。
「どうやら、おトイレの様ですよ?」
「……グスッ。ゆーちゃん、キレイキレイしなきゃ。」
「そうだね、しゅう君もお手伝いしてくれる?」
「うん。」
まだ涙は残ってるけどお兄ちゃんしてくれるなんて !
私の子は優しいなぁ……。




