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第24話
第24話
痛いほどの沈黙はソッと破られた。
「……2人とも良い能力だな。
が、故に狙われやすいだろう。」
「はい。私もそう思います。」
「……俺はさぁ、息子の方は強くなれば
狙われにくくなると思うぜ?」
そーいえば戻ってきてたんだったわ。
すっかり忘れてた。
「……アンタ俺の事忘れてたろ?」
「いや、あんまりにも影薄いんで。」
あはは。と乾いた笑いがでた。
「ふむ。シルヴィオの言うことも一理ある。
元々鍛える予定だしな。」
「となると柚乃ですね、問題は。
能力的に攻撃はできない可能性が高いですし。」
「……そうだな。」
チラリと私の方を見られた。
「私の能力が分かれば良いんですけど。」
「こればかりは誰にも分からないんだ。
あまり気にしすぎるな。」
ダリオさんは、そう言うけれど
子供達を守りたい気持ちは強いと思うのに
能力が開花しないというのはモヤッとする。
私の気持ちが足りないのか。
まだピースが足りないのか。
それだけでも分かれば楽になるのに……。
いや、気持ちが足りないとか言われたら
ショックで寝込む自信があるな。




