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第13話

第13話


娘にご飯をあげ終わり

自分のご飯を食べつつ話を聞くことにした。

お腹鳴ったりしたら嫌だしね。

「……冷めているだろう?

君さえ良ければ温め直させるが。」

「いえ、大丈夫です。

それより先程の話をお願いします。」

彼はふぅ。と息を吐き口を開いた。

「昨夜言ったと思うが、インチェル人には

インチェル人にしかない能力がある。」

こくりと頷いた。

「インチェル人が持ち込んだ物にも

"祝福"という形で能力が出ることがある。

君のカバンもそうだと思う。」

気にしてなかったけど、思い返せば

わかる気もする。

「君のカバンは物が沢山

入っているにも関わらず

君は殆ど探す素振りが無かった。」

そうなのだ。リュックに手を入れて

探してる物を思い浮かべたら手に握っていた。

あれ、リュックへの祝福だったのか。

私ちゃんと整理してて偉い!って思ってた。

「ママー!これ食べていい〜?」

そういう柊人の手にはチョコレート。

暖かくなってきたから

チョコレートは入れてない。

私は顔が青ざめた。

「……シュート、良いか。

それは君だけの能力だ。」

彼が柊人にそう説明した。

そうか。これが、インチェル人?だっけ?

の能力とやらか。

「しゅう君、よく聞いてね?

それママ達の前以外でしたらダメよ?

じゃないとママと離れなきゃ

いけなくなるかもしれないの。」

柊人の瞳にみるみる水が溜まる。

「ママと離れるなんてやだぁ!……うぅ

うわぁぁぁぁぁぁん!」

は!やってしまった!

柊人を慌てて抱きしめて背中をさする。

「大丈夫よ、しゅう君。ママが離さないから。

絶対にそんなことには、させないから!」

聞いていたダリオさんが柊人と目線を合わせ

「シュート、大丈夫だ。

俺がお前の母もお前もユノも守るからな。」

そう言ってぎこちなく柊人の頭を撫でた。

柊人は泣きやみ、ダリオさんを見つめて

「僕、僕、この力使わない!」

そう力強く宣言した。

「シュート、だが力を知らなければ

使ってしまうかもしれない。

先ずは俺と練習して力を知ろう。」

この人、いい上司なんだろうな。

周りをよく見てるし……

「私達も能力を知らないとダメですね。

身を守るためにも」

気づけば彼を真っ直ぐ見つめていた。


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