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第14話
第14話
コンコン
息子をなだめていると
扉を叩く音が響いた。
「……来たか。入ってくれ。」
ガチャリと扉が開くそこにいたのは
「初めまして。ヴェレーナと申します。」
すっと伸びた背筋。キレイなお辞儀。
凛とした歳を重ねた美しい女性がいた。
「は、初めまして!紗夕・小鳥遊と申します!
息子が柊人、あっちに座ってる娘が
柚乃といいます。」
ぐすぐすと泣きながらも
「僕はしゅうとです。」
するとスっとしゃがんで目を合わせる
ヴェ?ヴェレなんとかさん?
カタカナの名前は1回じゃ覚えられないよ〜。
ダリオさんみたいに短いと別だけど。
「はい、ヴェレーナです。
長いですからヴェレとお呼び下さい。」
柊人にゆっくりと名前を教えている。
ヴェレーナさんね!良かった!
助かります!
「ふふ、可愛いですね〜。
坊ちゃんも可愛い時があったんですよ?」
なんて立ち上がりつつ話す彼女は
柔らかな笑顔を浮かべていて
柊人はそれを見て安心したのか
「ヴェレさん!よろしくね!」
ニパッと笑い……
ん?ヴェレーナさんは
さん付けで呼べるのね?
「……っ。」
ダリオさんが息を呑んでるのは
聞かなかったことにしたいな…あはは、は。




