お暇ください
「明後日、ここを出て行ってもらいます。」
彼らが来て数日間たったので、夕ご飯の後のお茶を飲みながら団欒してる彼らに告げた
「「「「「え?!!」」」」」
「楪さんも元気になったし、状況の整理も済んだし。十分でしょ。いつまでもタダ飯食いを置いとくほどの余裕は我が家にはないの。」
「そんなっ!」
「このまま放り出すつもりですか?!」
「急展開っすね!」
「まだ体調が…」
「まだ食べていない果物がっ!」
若干名身の保身より食い気の子がいる…
ここにいるとどんどんダメな子になっていく気がする…
「なんで私があなた達の面倒を見ないといけないの?そもそも君たちもう成人してるでしょ?自分のことは自分でなさい。食べるばっかしで、家事や畑仕事を手伝いもしないし。食っちゃ寝食っちゃ寝して!!全く。親の顔が見てみたいわ!」
「ぐぬぬ…。」
「言い返す言葉もないね…。」
「わっ私たちはまだ成人してません!」
「そっそうです!まだ未成年なんです!もう少しだけご支援をお願いします!」
おいおいおいおい
シェーンだって働いてるのに?
あはっ♪
イライラしちゃうっ★
「えー、その言い訳は通じなく無いっすか?こっちでは成人は15歳なんだし、先輩たちお酒飲んだりしてたっしょ?」
そうそう
そのとーり!
「ゆいピー!っちょっと!!どっちの味方なの?!」
「そうだよ!このままじゃ追い出されちゃうんだよ?!美味しいご飯が食べられなくなるんだよ?!!」
いやいやいやいや
追い出されるも何も長期滞在は許可してないから!
ってゆーかご飯ご飯うるさいな!
「だってこれ以上は図々しくないっすか?怪我まで治してもらって、ただで居座り続けるってゆーのもなんか…。ちょっと恥ずかしいっす。」
「そう言われるとだな、そうなんだが…。分かっていてもなぁ〜。」
「そうなんだよねぇ。分かってはいるんだけどねぇ。凄い快適なんだよね〜。」
「もう魔物と戦うのやだよー。」
「快適な生活がぁー。」
「ダメな先輩達っす笑笑。」
私は君たちのお母さんじゃありませんよ!
「君達には選択肢をあげます。」
「?」
「1つ、記憶を消して魂の輪廻に戻る。2つ、このまま聖国に帰る。3つ、聖国にはかえらず、この世界の何処かに旅立つ。」
「…。」
「勿論、君達が過ごしやすいだろう国へ送り届けてあげる。入国にいくらかかかるから、多少のお金も持たせてあげる。そこで好きに暮らしたら良いわ。」
「とりま1はなしっすね〜。」
「2も微妙だね。」
「私は戻りたくないな。小林くん達とはできればもう会いたくないし。」
「3を選ぶのであれば、君たちのスキルを整理します。何か希望があれば聞くけど、あまり高望みはしないでね。」
「どういうことだ?」
みんな1、2は無さそうだからとりあえず叶くんの質問にお答えしましょう
「このままだとパワーバランスが崩れるし、種族を逸脱したスキルは余計な軋轢を生むでしょう。今まで自分で努力して習得したスキルを除く、『勇者の卵』としてのスキルを取り除くのよ。」
クレアさんに聞いて、書き出しておいたスキル表を取り出してみんなにみてもらう
各自の消去されるスキルと覚えられるスキル
「え?これはちょっとこれ困ります。」
まぁ新堂くんの収納空間には、めっちゃ色々な物が入ってるからね〜
「俺も納得できないな。これじゃ冒険者としてやっていけない。」
「あら?意外。戦闘職をお望みなのね。あまり目立つのは好きじゃないのかと思ってた。」
「そういうわけじゃないが、この世界で生きていくなら誰でもなれる冒険者が手っ取り早い。その上で収納や鑑定のスキルは必須じゃないか?」
「こちらの人族にはもともと収納スキルはないし、鑑定のスキルは凄く希にしか発生しないの。別に旅をする必要はないでしよ?定職に就けばいいじゃない?自分で商売をしても良いし、自由じゃない?まぁこの条件が飲めないにら、聖国に自力で帰って自分達でなんとかしてみたら?」
叶くんの表情は険しくなる一方です
「あのっ!もう少し譲歩というか、支援というか…条件を緩めてはもらえないんですか?一応、私達は勝手に連れてこられた場所で頑張ってここまで辿り着いたわけで…。」
「私は君たちの傷を癒し、十分すぎるほどの食事や安全で快適な寝床を提供し、この世界の知識を与えた。それでも女神としての施しが足りなかった。水瀬さんはそう思っている。と、言うこと?」
「それはっそうじゃないんですけど…。」
はぁ
ため息しか出ないわ
「さっきから聞いてれば、君たち失礼にも程があるな。」
あー
ルシフェルさんオコです〜




