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異世界に転職しました  作者: Aries
第6章
110/202

ご褒美なんだろ?

 




 閃光と爆炎と轟音が辺りを埋め尽くした


 巨大なエレメンタルドールは一体ずつ撃破され、今回は合体シーンを拝む事は出来なかったのが残念なところではある


 ウンディーネはリベンジに燃えてますけど、エレメンタルドールをグレードアップする気は無いよ?


 十分に強いから


 勇者の卵が8人がかりでやっと勝てるくらいに


 あれ、深紅でも1人じゃ厳しいんじゃないかしら?


 その辺は今後調節の余地ありね


 まぁそんなに頻繁にチャレンジャーが来るとは思えないし?


「す、すごいです!異世界の勇者さますごいです!強いです!!ゴーレムを全部たおしちゃいました!!」


「最後の魔法!すごかったね!!僕も早くあんな魔法使えるようになりたいなー。」


「中々の威力だったね。まぁまだまだだけどね。くっくっくっもう少し成長して真の勇者になったらやってみたい。」


 まっ!


 ルシフェルさんったら!


『やってみたい』だなんて!


 腐腐腐(ふふふ)


「?!(ゾワっ)」


「ガウ?」


「…いや、なんでもないよ。」


「姉上、この後はどうなるのですか?勇者さま達はもう帰ってしまうんですか?」


「ふっふっふっふっ。なんと!彼等に女神様からのご褒美があるのよ!」


「ふぉ〜!!ご褒美?!すごいです!!ケーキですか?!」


 ずこっ


 違うよクラルス


 確かにご褒美でケーキをあげたことあるけど…


 愛やつめ


「ふふふっケーキじゃないのよ。女神様がお願いを叶えてあげるの。」


「姉上ならなんでも叶えられますね!」


「何をお願いするんでしょうか?」


「そうねぇ…。私に叶えられる事だと良いんだけどねぇ。シェーンはなんだと思う?」


「セレニティ様に叶えられない事なんてあるんですか?」


「もちろんよ。私にだってできない事はあるわ。」


 …


 大方の予想はつく


 さて、どうやって断ろうかな




『…やったのか?』


『おい、やめろよ。そういうフラグ的なやつ!w』


『いや〜言ってみたかったんだよwとにかくやったな!!俺たち、勝ったぞ!!!』


『いててです〜。レベルアップすごいっ!はわわぁ〜。』




 喜ぶ赤と緑のマントの男の子2人


 おさげの子も中々余裕ありそうね




『ユイちゃん?!トワちゃん?!大丈夫?!!』


『やばいな、水瀬、ポーションだ!早く!!おい朝比奈?飲めるか?』


『うっ、まずっ!っい、痛〜っ。』


『…っ』




「ケガしてるです!いたそうですぅ…すっごく。」


「うわぁ本当だ。痛そうだね…早くポーションか回復魔法を使わないと!」


 ん?


 最後の魔法が味方にも当たっちゃったのかな?




『先輩っ!トワちゃんポーションを飲みこみません!』


『とりあえず無理やりでも口に入れろ!後は傷口に振りかけてから回復魔法だ!陽介、こっち変わってくれ。』


『了解!朝比奈さん、とりあえず飲んでしまえる?』


『うっす。自分はもう大丈夫っす。いててっ!』


『無理せず、起き上がれそうならゆっくりと起きてみて。』


『楪さん大丈夫か?!俺のポーションも使って良いぞ!』


『斉藤くんありがとう。トワちゃん!お願い飲み込んで!』


『奥に何か使えるものがないかみてくる!光輝、行くぞ!』


『んっ?そーだな!見てくる!』


『あっ!まってです〜。アイリも行くです〜!』


『おい!迂闊に動くなよ!まだ敵がいるかもしれないんだぞ!!』




「おやおや、仲間割れかな?」


「あの子、早く手当てしないとまずいですね。」


「そうね。シェーンの言う通り、あのままだと厳しいかも。」


「あっちの子、わざとだね。」


「ルシフェル?」


「あの魔導師のこと。隙を作って敵の攻撃を誘った。ヘイトの魔法も使ってるね。上手く味方を盾にしていたみたいだけど、最後の魔法のタイミング…あれはどう見てもおかしい。」


「あの子はずっとあんな感じだったから、どんくさいだけなのかと思ってわ。」


「まぁそれもあるかもだけど、ヘイトを集めるならまずスピード特化の彼か怪我をした彼女、もしくはタンク役の彼にするべきでしょ?彼女は後衛だし、他の人を動きにくくするだけだよ。しかも彼女は自分から突っ込んでいくタイプじゃ無いね。人間特有の自己顕示欲かな?」


「なるほど。嫉妬かぁ。」


「とりあえず行って、直接鑑定(みて)考えた方がいい。」


 そうね


 彼女も早く治療しないと危ないし


「そうね。行ってくるわ。ミーティアをお願いね。」





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