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異世界に転職しました  作者: Aries
第6章
109/202

張り切っていきましょ〜!

 




 本当にクリアしちゃうかも


 いや、まぁクリアしてくれて良いんだけどさ


 資質を見て、こちら側に認めさせれば勝ち負けは関係ないし


 でもさ、私たちが作ったお人形がどこまで通用するか気になるよね!


「はじまるです!」


 何が出るかなっ♪


 現れたエレメンタルドールは光、雷、水


 相性のとてもいい3体


「なかなか好カードねぇ。」


「姉上、どーしてです?」


「それはねぇ…


「光と雷、雷と水はそれぞれとても相性がいいんだ。相性が良いとお互いの魔法を邪魔しないし、効果の上乗せができるんだよ。」


「複合魔法の原理ですか?」


「その通り。」


「ルー兄様?ふくごー?」


「クラルスにはまだ早かったかな?シェーンが言った複合魔法とは2つの属性を混ぜた魔法の事だよ。」


「2つのぞくせい???」


 解説役をルシフェルに取られてしまった


 私より適任だから良いけどさ


 お酒を飲んで饒舌でいらっしゃる


 水は電気を通すからね〜


 クラルスにはまだちょっと難しいかなぁ


 まだ魔力感知、魔力操作を覚え始めたくらいだし


 クラルスの顔にはいっぱいハテナが浮かんでる


 これはこれで可愛い


「クラルスはミルクにハチミツ入れるのは好き?」


「好きです!」


「ピーマンはどう?」


「ピーマンは絶対食べないです!!」


「ミルクとハチミツはとっても相性が良いから、美味しくなるでしょ?でも、ピーマンにハチミツをかけても美味しくはならないでしょ?魔法も同じように、合うものと合わないものがあるんだよ。」


「なるほどです!ピーマンは美味しくないです!!」


 シェーンの説明で、クラルスは納得したようだった


 なるほど


 大方だけど合ってる


 シェーンはなかなか教えるのが上手ね


 大人組はクラルスのピーマン嫌いに苦笑いだけど


 美味しいのにね、ピーマン


 肉詰めとか青椒肉絲とか


 大人になったらそのうち食べれる様になるでしょ


 自分で育てて収穫した野菜とか、一緒に料理したら食べれる様になるとか言うけど、無理やり食べさせてトラウマにしちゃうと、大人になっても食べれなくなるって、何かで聞いたことあるんだよね〜


 ピーマンじゃないとダメ!


 なんて事は無いと思うのですよ


 野菜全部食べないわけじゃ無いから良いんだっ


 たまにペーストにしてカレーや何やらに混ぜてるから!


 脱線、脱線


「準備ができた様ですよ?」


 オリビアさんの声がみんなの視線を画面に移動させた


「よし!じゃあ、私たちの自信作がどこまでやれるか、腕試しよ!張り切っていこ〜!!」


「「「「おー!!!」」」」(クラルスと精霊達)


「?」(ルシフェル)


「ガウッ。」(十六夜)


「ワン!!」(風雅)


「だぁっ!」(ミーティア)


「おー?」(シェーン)


「ふふふっ。」(オリビア)


「戦闘開始〜!!」


 私の掛け声を切っ掛けに、エレメンタルドールが動き出した




 ***




 勇者君達は結構できるなぁ〜


 連携とか上手くいってない所も多々あるけど


 拙い連携でも知恵を絞り、隙を見て攻撃を繰り出しエレメンタルドールを押し返す


 水のドールが魔法により凍結し、斬撃を受け崩れ落ちた


 やるぅ〜


 ウンディーネも崩れ落ちた


 どんまいっす


 自分が作ったのが1番に壊されちゃったらやっぱショックだよね


 まぁでも相手が一枚上手だったかな〜


 彼等はうちのバトルジャンキーたちが、うずうずするくらいの力量があるみたい


 十六夜もルシフェルも自分が出るって言いそうだったのにちょっと意外ね


 気づいてないのかな?


 黙っとこっと


 みんなが画面に集中する中、私は別のことを考えてた


 試練をクリアした後のこと


 何にも考えてないんだよね〜


 …てへっ


 黒龍の時は生え変わった牙や鱗をあげたりしてたみたいだけど、私には無理だし


 確か叡智を元に知識を与えたり、加護を与えたりで良いはず


 願いを叶えるとかで良いかっ


 それにしても勇者の卵かぁ


 魔王もいないのになんでだろ?


 しかもあんなに大勢


 終わったら報告も兼ねてお姉様に聞いてみましょう


 おっと、そろそろ戦いも終盤ね〜









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