第11話「けしからん」
ゴチソウサマデシタ!
散乱してた人間の死体は、だいたい取り込み終わった。
死体を放置するのって良くないからさ、まあそうゆうことで。。
ちゃんとナムしてから取り込んだし。
ちなみに親びんの死体も取り込もうとしたんだけども、手で握れる程度のものしか取り込めないようで、無理だった。
でも悔しかったから鱗を千切って取り込んだら『龍鱗』っていうスキルを覚えた!わーい
何十枚分を取り込んで、とりあえずLv3まで上がったから一旦放置。
さて、おまちかねの人間への変身の時間だよ!
へ〜〜ん、しん!!(ヒトへ擬態!)
・・・ぶりぶりっ
‥なんということでしょう。
私の下半身、つまり地面との接着点からズルズルとなにかがでてきましたよ、ドドリアさん。
後ろを振り返って見てみるとあら不思議!
腕の続きが伸びていって、胴体部分に肉が集まっていき、肉付きのいい棒人間のようなものができました。
ていうか、今初めて確認したけど私って色黒だったのね。
棒人間も真っ黒!
木炭人間、みたいな?
ちなみに顔はぐちゃぐちゃ。。
瞼のないむき出しの目ん玉、鼻はふくらみがなくて切れ目が2本、口はSAWの縫われたやつみたいに上唇と下唇がくっついてたり離れてたり、耳はただのくぼみです。
髪もねえ。
人造人間の試作版とか最下級ゾンビの如き残念な顔。
もちろん足とかも生えてる。
で、問題は人に擬態はしても本体は右手だってこと。
右手から生えた胴体とか顔とか足とかは全部下半身の一部っていう感覚なのよね。
だから足で立ち上がるとかもう無理。
今は右手でその他の部位を引きずることしかできない。。
こりゃあ、修行が必要だな。。
赤ん坊がハイハイからつかまり立ち、よちよち歩きへと移行するように、私も右手として人間の身体の操り方を覚えていかなきゃ。
大昔にやったことをまたやるなんて不憫だけど、私負けない!
でもまあ、時間は有り余っているわけだし?ゆったりやっていこーっと。
◇
取り急ぎはこの森?で住処を作って、安定した生活をスタートだな!
親びんの胃にいたときもある意味安定してたけど、今回はなんてったって、五感があるからね~~!
人間取り込みまくったら、音も匂いも味もわかるようになったんだ!
人間サマサマ!
てか今の私ってどうなってるんだろう?
ちょっと気になるな。
自分を鑑定とかできないのかな。。
[対象を鑑定いたしました] お!でけた!
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呪われた右手 Lv27
ステータス 元気
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自分を鑑定できた喜びはさておき、これは、、
『呪われた右手』
呪われた右手、って、、
私、、、呪われてるんかーーーい!!!!?




