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愛しいあなたと  作者: 飴とチョコレート
第二章 高校生編
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格付けチェック

企画タイトルは「配信者格付けグランプリ~お前の舌は本物か!?~」

メンバーは10人超の人気配信者たちが参加。

チーム戦で、ペアになった相方と一緒に、さまざまなお題に挑戦していく。


ステージも中盤にさしかかり、次のお題が告げられる。


「この2皿のうち、本物の高級フレンチはどっちでしょう!」


司会の配信者が勢いよくカメラに向かって説明しながら、銀のドームカバーをオープン。


A:有名シェフが作った三ツ星フレンチ

B:裏方の“ある人物”が手がけたフレンチ風創作料理


会場の後ろでは、朝倉が帽子をかぶって手袋して、ちゃっかりスタッフのふりして立っている。


――もちろん、Bの皿は朝倉の手作り。


周囲の参加者たちが真剣に味を見極めている中、

樹とチームを組んでる友人配信者もナイフを手に取り、AとBを食べ比べる。


「うわぁ、これめっちゃうまい……てか、両方普通に店レベルやん」

「わからん!こっちはソースの酸味が深いけど、こっちは火入れが上品だし……」

「いやこれガチで当てにいかないと格下げだぞ!?ちゃんと考えろよ!」とざわつく中――


樹だけは、フォークを一度置いてから、じっとBの皿を見つめていた。


「……これ、Bだ」

「おっ、決まった!?理由は?ソース?香り?」

「いや、違う。……これ、朝倉が作ったやつだ。間違いない」


その言葉に、スタジオが「はっ!?」と一瞬静まり返る。


「え、いやいや、そういう問題じゃないのよ?高級フレンチどっちって話で……」

「分かってる。でも、こっちの盛り付け、端のハーブの置き方とか、ソースの引き方とか、味のバランス……全部、**あいつの料理の“癖”**が出てる。これは朝倉が作った」

「え、お前……どんだけ食べてんの、あいつの料理」

「そりゃもう、腐るほど」

「やめて!腐ってはないでしょ!」とコメント欄。


《エスパーじゃん》《愛の力で当てにきた》《一人だけ問題違うのよ》《朝倉成分検知能力高すぎて草》


そのまま選択時間が終了し、正解発表。

司会がカバーをめくって言い放つ。


「正解は……Aが高級フレンチ、Bが朝倉作の料理でした!」

「よっしゃーーー!!!」と雄叫びをあげる樹。

「いやなんでお前が当たってんの!?」「愛!?」

「いやマジで……本当に朝倉の料理って分かったんだよ」


裏方席にいる朝倉が帽子を取って軽く一礼。


コメント欄も大盛り上がり。


《これはもう優勝》《朝倉ってそんな料理うまいの?》《ちょっと見直した》《いや、見直すまでもなく最強か》《プロと並べて違和感ないのすごすぎる》


そのあと、楽屋に戻った朝倉がちょっと照れくさそうに

「……当ててくれて、ありがと」

って小さく笑って言ったら、

「お前の料理は、お前にしか作れねぇんだよ」って樹が返して、

周囲の配信者たちが「は?」「爆発しろ」「やっぱこの二人……」と悶えるまでがセットだな。

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