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愛しいあなたと  作者: 飴とチョコレート
第二章 高校生編
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ギャル

あたし、透とは別のクラスなんだけど、たまたま昼休みにメイク直してたら鏡越しに「ここのハイライト、強すぎ」って声かけてきたのが最初のきっかけ。

え?誰?って振り返ったら、あの透くんだった。


それ以来、ちょくちょくメイクのバランス見てもらったり、「この服どう思う?」って聞いたりするようになった。

それがね、めっちゃセンスいいのよ、透。女子より女子力高い。


恋バナとかも普通にするし、むしろ「それ本気の恋じゃないと思う」とかズバズバ言ってくるし、マジで頼れる。

ギャルの仲間内では、“美の守護神・白川”とか言われてる。勝手にだけど。


そんなある日の放課後。


教室に入ってきた友達のリカが、目真っ赤にして「……別れた」って言ってきた瞬間、

あたしら「ええええ!?」って声揃えて驚いたんだけど、それより先に透が立ち上がってさ。


「慰めて……」って泣きそうな顔で透のほうに歩いてったリカを、

透、両腕広げてこう言ったんよ。


「よし、来い」


……いや、どこの少女漫画だよ!?って一瞬思ったけど、リカがそのまま飛び込んで、透がしっかり抱きしめて、背中とんとんしてるの見たら、もうなんか涙腺ぶっ壊れそうだったわ。


あの子、見た目も言動もふわっとしてんのに、こういうときめちゃくちゃ男前なんだよね。

リカ、ギャン泣きしながら「慰めキスは!?」とか言い出して、

透が「あいよ」っておでこにキスしてたの、まじでイケメンすぎて教室割れた。


でも、透はそういうの「恋愛」とは別にしてるってちゃんと伝えてるし、リカもわかってる。

変わってるけど、ちゃんと誠実なんだよ。誰にでも甘くて優しいわけじゃない。境界線はハッキリしてる。


でも、あの抱きしめられてるリカ見たときの安心した顔見て、ちょっとだけ羨ましくなったな。

……あ、でも別に恋とかじゃないよ? うん、たぶん。

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