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愛しいあなたと  作者: 飴とチョコレート
第二章 高校生編
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ちょっとしたお知らせ

とある夜、樹の雑談配信が始まった。

配信タイトルは《ちょっと話したいことがあるんだ》。


「よう、来てくれてありがとな。今日の配信は雑談っていうか、ちょっと報告……かな?」


マグカップを手にしながら、少し緊張気味に笑う樹。

真剣な口調に、コメント欄もすぐ察し始める。


コメント欄

【あれ、なんか今日いつもと違くね?】

【報告?まさか…】

【ドキドキしてきた】


「前にな、恋愛相談の話でお前らにいろいろ聞いてもらっただろ?“その人のことどう思ってるのか”とか、“本音で話せ”とか……あれ、ほんと助けられた」


「でさ……俺、ちゃんと気持ち伝えたんだ。相手に」


コメント欄

【え!?】

【告白したってこと?!】

【うわー本番きたぞ……!】


「結果から言うと……うん、付き合うことになった。OKもらえたよ」


コメント欄

【やったぁああああ!】

【おめでとうおめでとう!】

【尊すぎて泣く】

【まって朝倉くん……だよね?】


樹は少し照れながらも、素直に笑った。


「……まあ、名前は言わねぇけど。何度か配信にも映ったことある“朝倉”って呼んでるやつだ。わかる人にはわかると思う」


コメント欄

【やっぱ朝倉くんかー!】

【あの時の洗濯物の人かwww】

【ホラーゲーム助けに来てくれた神だろ】

【実は推してました】


「今までずっと“幼馴染”って言ってきたけど……俺にとっては、それ以上だったみたいでさ。そいつ、昔からずっと俺のそばにいてくれて。なんかもう、いない生活が考えられなかった」


「だから、ちゃんと向き合うって決めた。俺なりに、真面目にな」


コメント欄

【誠実すぎる】

【最高の告白じゃん】

【幸せになれよな!!】

【朝倉くんガチで一途だったもんな】


「そいつ、すごく真面目でさ。自分が卒業するまで待つって言ってくれてた。でも、俺の方が先に根負けした。……待たせすぎたしな」


「名前とか、プライベートなことはこれからも出す気はないけど。……まあ、ちょいちょい出てくるかも。あいつ、放っておくとまた洗濯物回収とかに来ちまうからな……」


コメント欄

【また配信に映ってくれ頼む】

【朝倉くん、マジで家庭力高い】

【尊い生活感】

【惚れてまうやろ】


「というわけで、報告でした。……今まで応援してくれてありがとな。俺、ちゃんと幸せになってみせるよ」


そして、樹は小さく笑って配信を終えた。

画面が暗くなっても、コメント欄には「おめでとう」「幸せになれ」「朝倉くん最高」の文字が、しばらく止まることはなかった。

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