表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
故郷は知らずに、世界一 ☆不慮の事故で死んだ男の転生物語☆  作者: 赤鬼 幽/白蛇 霊
悪夢脱却の情報集め
7/64

不届き者達の正体

メルゲンさんが急上昇して殺そうとしている3人は。

同じく魚人(同種)です。

レオン君が今だ悪夢だと思いたい所為で。

まだこの場所が海の底・・・だと理解が追い付いていません。


ゴホン。

不運にも殺される3人の魚人の説明に入ります。

レオン君が肌ヌメヌメと表現したのは。

しゃちの魚人だ。

3人の中で一番泳ぎが早い。


次に肌テカテカと表現されたのは。

ひらめの魚人だ。

魚人の中の珍魚人と言われている変わってる魚人。

頭が左に90度で普通。

常に左ばかり見るため。

個体数が少ない。

弱いわけでは決してないのだが。

死角からの対処に間に合わないで殺されてしまう。

餌にしたモノに返り討ち、逃げられる。

その為、生き残りは他種の魚人とつるんで生きている。

ちなみに。

頭が()に90度で普通のかれいの魚人も同じ事情を抱えて生きている。


最後が。

腕が4、6本あるのもとあやふやだったのは仕方ない。

たこの魚人。

しかも大怪我した手なのか? 

本来あるべき手首、肘先が無くなっている。

だから6本ある腕の長さがばらばらであるため。

レオン君は正確な腕の数を把握できなかったのだ。

魚人は新鮮な餌を毎日摂取していれば。

失った部位を自己再生(早いので丸1日で)できる。

しかも餌を摂取すれば寿命もどこまでも伸ばせる。

地上人と言っている中で。

長命種と言われる種族よりも長くだ。

年齢を重ねても。

老いで身体能力が低下することもない。


※今だ悪夢だと思っているレオン君がこの事実を知るのはもうちょっと先のお話し。


さてさて。

3人の種類が判明したところで。

メルゲンさんの餌を勝手に食べた説明に移りたいと思います。


3人は親に狩りを教わって数日に両親を失った者達。

境遇が似ているのはもちろんのことだが。

3人の狩りが覚えたてで拙い。

だから3人で餌を狩る。

が、失敗が続き。

数日前、何の魚人説明で出た蛸の魚人がへまをして大怪我を負った。

餌にしたのは地上人。

昼間に漁をしていた漁師達。

護衛に冒険者が就いていた。


狩りの仕方は3人で失敗つつも改良し。

ぷかぷか浮かぶ(漁船)・小舟(3人乗り)の一人を確実に狩る方法を執った。


先ず蛸の魚人以外の2人が海面付近を泳ぎ。

骨が折れる餌達(冒険者、銛や漕ぎ板オールを持った者)を空振り攻撃で疲れさせる。


油断させる為か疲れたのか。

攻撃が疎らにきなってきた処で。

肺に蛸墨を造っていた蛸の魚人が出番。

餌達が上にいるぷかぷか浮かぶ海面を真っ黒に染める為に吐く。

真っ黒に染めて餌達が来るかと警戒心を強くさせた一瞬の隙(失敗し続けて得た体内時間の感覚)を襲う。

ぷかぷか浮かぶのに頭突き。

グラグラ揺らす。

ぷかぷか浮かぶ上にいる餌がこれで1つ、2つは大体海に落ちてくる。


『いらっしゃ~♪♪ 』


と、3人は海の中だともがき苦しむ餌の腕を掴んで。

海面に上がられない様に海底に引きずり込む。

この時。

蛸の魚人がミス(へま)をした。

餌の腕ではなく脚を掴んでしまっていたのだ。


※餌が珍しく人分の3つで浮かれてしまったんだと。

メルゲンさん家(洞窟)付近で2人に説明した。


脚を掴まれていたのは猟師。

自由な手を水の抵抗に逆らって。


※獲れたての魚を冒険者達に食べさせて。

ちょっとでも料金の値引きをと。

猟師達の常識になっている。


魚を捌く安い短剣ナイフを腰の鞘から抜く。

そして蛸の魚人の手(腕は水の抵抗が激しいから近くの手)に突き刺す。


蛸の魚人は手の激痛に餌を手放してしまう。

そして。

近くでだらだら寝ていた“海竜”が。

蛸の魚人の血の臭いを嗅ぎ取って目覚めた。

グゥオーーーンっと吠えながら突っ込んで来た。

鯱と鮃の魚人はギョっと目を見開いた。


※海竜は、デカイ、カタイ、マズイの三拍子で魚人達の間で常識。


餌を引き摺って(重りを持った状態では)海竜から逃げるのは不可能。

餌と一緒に海竜に喰い殺されるのは御免だと。

餌を手放し。

海竜の気を逸らそうとして逃げた。

背後から蛸の魚人の悲鳴が聞こえたが。

振り返らず背後から海竜の気配が消えるまで逃げた(泳いだ)。

蛸の魚人はまさか海竜が近くにいたなんてと驚いたせいで。

海竜の突進をもろに受け。

長い胴体の表面を転がされ。

尾びれに手を、腕を切り落とされた。

痛みで逃げないとと冷静さが戻って来た。

手放した餌の脚を今度は掴み。

旋回してくる海竜のかみつきに備えた。

「オラァアア」と。

餌を掴んでた腕を突き出し。

海竜の気を食事に逸らす事に成功。

そして先に逃げた2人を追い駆ける為に泳ぐ。


無事に2人に合流した蛸の魚人。

朝食を逃してしまい。

3人は空腹。


※魚人は共食いもする種族。

レオン君が魚人だと気づき。

ご近所さん達で詳しく知ります。


餌が海竜に横取りされ。

如何すんだよと揉める3人。

そんな3人の餓えた嗅覚が餌の匂いを捉えた。


どこからだとお互いに方角を聞き合い。

誰かの(メルゲンさん)家(洞窟)だと思われるお化けサンゴしょうが不自然に生えているのを発見。

餌が溜め込んでいると。

空腹から解放されたくて家(洞窟)に近づき。

さてお化けサンゴ礁(家の玄関口)をどうやって開けるかと話し合う。

お化けサンゴ礁を引っぺがす。

頭部のオレンジ色(太陽な色)やピンク色(肉が柔らかい餌の色)の触手を噛み千切る。


お化けサンゴ礁は3人に喰い散らかされて本体(カタクてマズイ)部分をその辺に転がっている岩にポイっ。


お化けサンゴ礁の丁度裏に積み重ねられてあった餌の山に。

『オオオォ♪♪ エサッダァァ♪♪ 』と跳び付いた。

ムシャムシャ、ガツガツ、クチャクチャと貪る3人。

至福の時は長く続き。


メルゲンさんがレオン君を掌に乗せて現れて終わった。

『ッッゲ?!! メ、メメメッルゲンだぁぁぁ!! 』と。

狩りの時とかに出会う魚人との情報交換(主に餌の出現場所)で。

最強の魚人、メルゲンさんみたいになりたいと。

メルゲンさんの武勇伝(狩ってきた餌の話しとその量)で。

嫌と言うほど知っている3人。


餌をお腹いっぱい食べたおかげで。

失った血液を補充出来た蛸の魚人が最初にメルゲンさんに喰われた。

グチャグチャと口を動かし。

口の中の蛸の魚人をズタズタ。


鯱の魚人はその光景にブルリと身体を震わして泳ぐ速度を上げた。

「待ってくれーー!? 」と。

鮃の魚人は叫ぶ。


メルゲン「レオンの餌を奪ったお前達は…一人たりとも逃がさん!! (アーーーーーン)」

鮃の魚人「ぎゃぁああああああああああ」


「許して」と言う声も虚しく。

蛸の魚人と同じ運命を辿る。

残るは鯱の魚人ただ一人。


メルゲンさんは全速力で泳ぎを再開。

ぐんぐん鯱の魚人に追い付いて行く。


鯱の魚人「ッッ!! (コポポ…)」


死んだ両親や他の魚人に。

「泳ぐの速くて羨ましいよな~? 」と言われていて。

あの(最強)メルゲンさんから逃げ切れると思っていた鯱の魚人。

「どうすれば助かる…」と生き残るきっかけを目をギョロギョロさせて探す。

するとメルゲンさんが現れて驚いていた時に見た気がするレオン(赤ちゃん)を発見。

その子が。

喰い散らかした食べ残しのお化けサンゴ礁に近づいて行くではないか。


※お化けサンゴ礁は頭部の触手を失うと。

新しい触手を生命力を殆んど使い生やして。

周囲の餌に成る魚、貝を見境なく捕食する。


魚はヒラヒラ(触手)の色を使って誘き寄せるんだったかと思い出した鯱の魚人。

もう背後に居るメルゲンさんに。

「あ、アレを見やがれぇぇ」と叫ぶ。

が、気を逸らした隙に逃げる気かと。

メルゲンさんは振り返らない。

「あの子はお前の子だろ!? 見捨てんのかぁぁ」と言われて。

メルゲンさんは泳ぐ速度を緩め。

鯱の魚人が指差す方向を見た。

レオン君がお化けサンゴ礁におぼつかない泳ぎで近づいて行くのを見て。

「家の子(赤ちゃん)はかわゆいな~~♪♪ 」と。

凶悪な笑顔を作って喜んだ。

のも束の間。

鯱の魚人が言った言葉を思い出し。

お化けサンゴ礁に食べられるレオン君に離れる様に叫んだ。

不届き者の鯱の魚人など構っていられるかと。

レオン君が泳いでいく岩がごろごろしているのに突っ込んで行く。


鯱の魚人「今の内だ♪ 蛸の○○。鮃の○○。お前等の分まで俺は生きて生きて。生き抜いてやるからな! 」


危機を脱した鯱の魚人。

この海溝から急いで離れて何処かへ泳いでいく。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ