↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/64

魔導研究所局長も掃討戦の報告を得る


◆魔導研究所◆



アルベルトの野外行動を観察する楽しい時間が終わってしまった。


アアクルラディル「本当に魚人を始末したんだね? 」


報告を伝えた警備兵は頼まれた報告を一字一句間違わず、虚偽の有無など知らないで、帝国で一番恐ろしい魔導研究所局長に顔を真っ青にして「伝えられた報告は以上です」と言い切った。

周囲では研究者達が与えられた仕事をしながら内心で励ましの言葉を掛ける。


アアクルラディル「三大貴族も気が利きませんね? 」


同意を求められても返答に困りますと警備兵は嫌な汗を掻く。

「早くこの場から立ち去らせて」「誰か助けて」と視線を周囲で働く研究者達に向ける。


アアクルラディルは警備兵が予想通りの行動を執ると興味を無くし。アルベルトに「戻って来なさい。外出は終わりです」と命じた。


アルベルト〈…ワ、ワガッタダダ。ギィィグ。ギョビン(、、、、)〉


視覚情報を映すモニターが進路を反転。

視界の先には海が見えた。


アアクルラディル「サンプルが手に入るかと思ったのに、残念。あ、君まだ居たの」


シッシッと今にも貧血でぶっ倒れそうな警備兵を部屋(ラボ)から追い出す。

警備兵は嗄れる声で退室を振り絞って告げて出て行く。

扉が完全に閉まると通路でぶっ倒れた。

扉の両端に居た護衛兵が医療班を呼び。来るまで励ましたり、称えたりの言葉を掛けて元気づける。

なにせ、魔導研究所局長の楽しい時間を中断させる報告だ。

下手したらそのまま実験体の仲間入り…。


アアクルラディル「彼が戻ってきたら6番の薬を投与して部屋(ゲージ)に入れて下さい。私は帝都に行きます。留守は頼みますよ」


『行ってらっしゃいませ』と研究者達は安堵交じりの挨拶をして見送る。

扉が完全に閉まると。

扉に近い者が扉に耳を当てて遠くに行ったか確認。

片手でOKの意味する輪っかを作って合図を出す。

それを見た研究者達はローテーションを組んで休憩を取り始める。



◆帝都◆



既に三大貴族の2人が皇帝陛下に直接報告をしようと来ていた。


三大貴族「おおお♪ これはこれはアアクルラディル様、御機嫌よう♪ 」


三大貴族「これから皇帝陛下に賊の掃討戦の報告を申し上げるところです。(貴族の礼)」


経済力の三大貴族は吉報を伝える事に嬉しくて礼をするのを忘れたと慌てて吉報の内容を伝えてマイナスを0に戻す。


技術力の三大貴族はやれやれと2人の会話を黙って聞く。

別に急ぎと言う訳ではない。

どちらの掃討戦も上下と順位を付ける事でもない。


アアクルラディル「三眼人族(めだま)のサンプルはしっかり搬送して下さいよ♪ 」


三大貴族「勿論でございます♪ そっちの焼き討ちした死体では無く。斬って突いた綺麗な死体をお届け致します。(礼)」


談笑しながらだと目的地に着くのは速いと。

皇帝陛下が居られる玉座の間に臣下の礼を取り、それぞれ皇帝陛下に報告を伝える。


―――我が領土に不定に侵入した賊共をよくぞ排除してくれた


三大貴族「「勿体無き御言葉です、皇帝陛下」」


―――魔導研究所局長


アアクルラディル「はい、皇帝陛下」


―――そちの【スキルスイッチ】の功績も含まれた内容だ。

褒美は何にすればよい


褒美と言う言葉に経済力の三大貴族はこの場に居ない武力の三大貴族にざまぁと笑みが浮かぶ。

火消し程度では同じ褒美の筈無し。そしてこの場に居合わせていないと言う事実。

勝った♪ 後は隣の技術力の三大貴族を如何追い抜くか? と悪巧みを思考する。


黒いぞ大貴族。ドロドロしてるぞ。

それが貴族だっと言われればそれまで。

人間関係は突き詰めれば損得勘定、上位優秀思考の魑魅魍魎の世界。


三大貴族「「失礼します、皇帝陛下。(臣下の礼)」」


玉座の間に皇帝陛下とアアクルラディルの2人が残る。

扉が閉まると友人同士の会話で話しを再会する。


―――アル


アアクルラディル「占領した領地を与えるのは良いことでした。陛下は何も問題なく政務を執り行えていましたよ♪ 」


―――そうだろうそうだろう。

俺のやることに間違いはない。

帝国を大陸全土を支配し、帝国に繁栄を齎す。

それで俺は先王・父上より立派に国を動かしたと後の世の民に語り継がれる♪! 


アアクルラディル「陛下なら必ずや成し遂げられます。(礼)」


礼など畏まらずに普段通りにしろと雑談。


アアクルラディル「おや? もう日が落ちております」


―――ではまたな、アル


窓の外がすっかり薄暗くなって雑談を終了。

お互いに仕事モードで別れを告げ。

皇帝陛下は扉の警護してる近衛兵に夕食を手配させる。

魔導研究所局長はラボに指示を伝令兵に伝え、自身は幽霊屋敷かと思える邸に向かう。



アアクルラディル「次の小国は……いや。いっそ海を渡って…新たな大陸に拠点を……」


新しい魔化学の実験材料、自験場に心躍る。

だが海の向こう側に渡るには海に住んでいる魚人族が最大の障害。


アアクルラディル「散歩で小さな村(国が把握してない税金逃れの者達が住んでる)の村人が何人か死んだのを見ると」


已む無く殺した。そろそろ魚人族(本命)を始末させる頃合いか? 

十分に肉体改造を施した。水中戦も魚人に後れを取る事も無い。


アアクルラディル「願いを叶えて差し上げましょうかね~♪ 」


アアクルラディルは明日、皇帝陛下に進言する事を決めた。

帝都に向かってるレオン君は生まれ故郷が危機に陥ろうとしてる事を知らずに帝都が在る東へ東へと帝国兵に見つからない様に進んで来る。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。