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見放されし者達に刃物が振り落とされる

王都の外


指揮官「魚人族だぁ…? 」


伝令兵「はい、城内から逃げ切った者達の言う話しによりますと」


バキッ! 


指揮官はテーブルを叩き割る。


幕僚1「指揮官!? 」

幕僚2「落ち着いて下さい!? 」


幕僚1「ああ…またテーブルを…」

幕僚2「直したのに…」


割ったテーブルには廃材で修復した痕が言われてみれば見受けられた。


指揮官「魔導具だか魔道具の試験は十分だと! 【スキルスイッチ】を本隊から再調整・メンテナンスだぁ? この任務に失敗したら…俺の今までの功績が…ぐぬぬぬ」


ダンッ! バキッ! 


割ったテーブルの大きい方に拳を叩き付ける。

テーブルにもし、付喪神つくもがみが宿ったら指揮官は殺されるんじゃないだろうか。


指揮官「城内を指揮してた○○は戦死したんだな? 」


伝令兵「はい、全ての逃げ延びた兵士達は見ています」


指揮官はテーブルに怒りをぶつけて落ち着いたのか。

伝令兵に聞くべきことを聞く。


宝石人族の小国を完全に滅ぼす大役を任されたのに。

後一歩のところで……。


指揮官「つまづいて死ねるか!! 」


ガンッッ! バキッ! 


割ったテーブルの小さい方に蹴りをかまして粉砕。

どんだけテーブルに八つ当たりをするのか。


指揮官「誰か一人は【スキルスイッチ】を回収班に渡していないだろ。そいつを探せ。そして【スキルスイッチ】を回収し。精鋭部隊の隊長格に渡せ」


幕僚1「直ちに」

幕僚2「精鋭部隊の再編成を行います」


【スキルスイッチ】を小遣いに変えようとした馬鹿どもから奪い。

本隊で指揮官直属の兵で再編成した精鋭部隊に持たせる。


指揮官「王都から鼠一匹出てきていない! 諸君! 宝石人族は魚人族の助っ人をどうゆうわけか得た! だが! しかし! 諸君等精鋭部隊なら魚人族が何匹いようが問題ないと私は信じている! 諸君! 宝石人族は皆殺しと命令されているが。城内に突入した部隊の無念を感じるだろう! だから…王族は拘束だ! 国に帰還するまで拷問しなければ死んで逝った者達に申し訳ないだろ! 諸君等もそう思うだろ!? 」


精鋭部隊『思います!! サーーー! 』


精鋭部隊を鼓舞する演説を終え。

精鋭部隊に突撃を命じた。


精鋭部隊『ウオオオオオオオ』


城内に逃げ込んだ宝石人族の人数はたかが知れている。

だから雄たけびを上げてビビらせる。


国王「く、無念…」


王妃「アナタ……!? 」


避難民達『うわあああああ』


宝石人族は王族と関係者達を拘束。

他は殺害。


レオン君に助けを求めていれば…。


指揮官「何? 魚人族が一匹もいなかった。どうゆうことだ!? 」


幕僚1「はい、聞いた話しをまとめますと」

幕僚2「王族や避難した連中が突っぱねたと。それで魚人族が一匹もいなかったんです」


指揮官「ぐぬぬ………」


テーブルは粉々な為に八つ当たりをぶつける相手がいない握り拳を更に握り締めて唸る。


指揮官は幕僚達にちょっと耳を貸せと言う。


指揮官「魚人族が出てきたという神殿を詳しく調べさせ。貴重だが爆薬で塞いでおけ」


幕僚1「連中が海竜と巫女が共に敵を打ち倒すと信じている神殿ですね」

幕僚2「了解しました」


では、失礼しますと幕僚達は出ていく。


海竜の神殿


兵士1「ここが鍾乳洞…」

兵士2「灯りありでも入りたくないな…」


だが上からの命令。

逆らえばどうなるか。


魚人族が出てきた場所はどうなっているのかと調べるため。

ランタンを揺らしながら進んでいく調査隊。


兵士1「塞がっている…」

兵士2「自然に崩れたって考えられないな。強引にへし折った跡がある」


誰が崩したのかは明白。


兵士1「貴重な爆薬を使わずに済んだな」

兵士2「…なあ? その爆薬を売らないか」


【スキルスイッチ】を猫糞しようとした兵士が混じっていた。

確かに怖い嫌な任務をやらされて。

国に帰ったら安い給料では……かなり割に合わない。


兵士1「だがばれたら……斬殺刑か絞首刑だぞ? 」

兵士2「ばれないさ…♪ こんなに崩れているんだ。万が一誰か調べに来ても大丈夫さ♪ 」


火薬は材料集めに手間があるので。

数グラムが純銀の価値がある。

本当なら【スキルスイッチ】内の魔力触媒で一儲けだったのだ。


兵士1「…裏切らないよな? 」

兵士2「もちろんさ♪ 儲けは半々だ♪ 」


スコッチを一杯奢るよと。

爆薬を軍からくすねるのが決まり。

調査隊は鍾乳洞を出るまでにこやかだった。


爆発音や揺れは。

崩す場所に分けて使用したんですと上手く誤魔化した。


兵士1「上手くいったな」

兵士2「な♪ 俺の言った通りだろ。軍は間が笊なんだよ♪ 」


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