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12/20

情報提供⑨ 卒業アルバム続報



こんばんは、無記名です。


以前掲載した

卒業アルバムについて、

追加の情報提供がありました。


前回掲載後、

アルバム内に記載されていた

複数名の氏名について、

「見覚えがある」

という連絡が数件届いています。


今回は、

その中で確認できた内容を記録します。


──────────────────


まず、

前回掲載した卒業アルバムについて、

改めて簡単に整理します。


アルバムは、

熊本県内の古書店で販売されていたものです。


学校名部分は欠損。


ただし、

校歌、

制服、

周辺写真などから、

山間部地域の学校である可能性が高いと考えられています。


また、

掲載写真の多くに、


・橋


・川沿い


・白い洗濯物


が繰り返し写り込んでいました。


──────────────────


掲載後、

ある読者の方から、

「卒業生の名前に心当たりがある」

という連絡をいただきました。


その方によると、

アルバム内に記載されていた

『白水』

という姓に見覚えがあったそうです。


現在は無人状態の古い住宅に、

同じ表札が残っているとのことでした。


──────────────────


その後、

複数資料を確認しました。


確かに、

該当地域周辺の古い名簿内に、

同姓の記録が存在しています。


また、

別資料では、


『白水』


『久瀬』


『楠原』


など、

回覧板に記載されていた姓と一致するものも確認できました。


──────────────────


ただ、

奇妙なのは、

そこから先の情報です。


名前は残っている。


住所も一部存在する。


しかし、

現在の痕跡だけが極端に薄い。


──────────────────


特に印象的だったのは、

ある高齢男性への聞き取りです。


掲載許可は得られていないため、

内容のみ記録します。


──────────────────


無記名:

「白水さんという方をご存知ですか?」


男性:

「いましたよ」


無記名:

「どんな方でしたか?」


男性:

「……」


「いや、

 いたんですけどね」


──────────────────


ここで、

男性は長く黙りました。


その後、

何度か説明を試みていましたが、

結局、

具体的な話にはなりませんでした。


──────────────────


「橋の近くの家だった気がする」


「洗濯物をよく干してた」


「静かな家だった」


──────────────────


覚えているのは、

生活の断片だけでした。


顔。


声。


年齢。


そういった部分だけが、

妙に曖昧です。


──────────────────


また、

別の資料提供者から、

アルバムの集合写真について

気になる指摘もありました。


『前に見た時より、

 人数が少ない気がする』


もちろん、

気のせいの可能性はあります。


古い印刷物は、

見返す度に印象が変わることがあります。


ただ、

こちらでも再確認した際、

少し違和感がありました。


──────────────────


特に、

校舎前の集合写真です。


以前は、

もっと人が写っていた気がする。


ただ、

具体的に誰が減ったのかは思い出せません。


──────────────────


また、

写真背景についても、

妙な点があります。


前回確認時には気付かなかったのですが、

画面端に、

橋の欄干のようなものが写っています。


ただ、

構図的に不自然です。


校舎写真の背景に、

橋が入る位置ではありません。


──────────────────


さらに、

アルバム提供者についても

続報があります。


以前、

「持っていってください」

と話していた方です。


今回、

久しぶりに連絡がありました。


ただ、

以前とは様子が変わっていました。


──────────────────


『まだ持ってますか?』


『返してもらえませんか』


──────────────────


理由を尋ねましたが、

はっきりした返答はありませんでした。


ただ、

会話中、

何度も同じ言葉を繰り返していました。


──────────────────


『向こうに置いてきた気がする』


──────────────────


意味は分かりません。


また、

その後の連絡は途絶えています。


──────────────────


個人的に気になっているのは、

この卒業アルバムに関する情報だけ、

“人物そのもの”

より、


生活の記憶


ばかりが残る点です。


誰がいたかは曖昧。


ただ、


・橋


・洗濯物


・静かな川音


そういったものだけが、

妙に一致している。


──────────────────


また、

今回確認された姓についても、

引き続き調査を続けています。


ただ、

資料を追うほど、

「存在していた」

という感覚だけが強くなり、

逆に輪郭が薄れていく印象があります。


気のせいかもしれません。


引き続き、

卒業アルバム、

地域写真、

学校資料などをお持ちの方は、

情報提供をお願いいたします。

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