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-絆-大戦 ~エグゼブレイブ~  作者: Nostalgia
始まりの章
8/80

冒険の始まり


戦いは苦戦を強いられていた。


相手は中級魔法を使うほどの手慣れ、普通は初級魔法しかわからない(まだ使ってすらいない)エンキには煮が重かった。



「ねぇ、ドラゴンくん?なんであなたは参加しないの?ならせめてあたしが…」

アリサが行こうとしたがそれをドラゴンは目で威嚇しとめる。



「だめだ、仮にもあいつは魔王を倒さねばならぬ男、そんなやつがあんなザコに負けてたら話しにならん。」



「でも…」心配そうにアリサはエンキを見つめていた。


~一方、エンキたち~



「ははははっ、この程度で私に蹴りを入れたなんて、やはりまぐれだったようだな」

勝ち誇ったように男は言う。



「っ、いちいち根にもつヤローだな。」

起き上がりながらエンキが吐き出す。



「終わらせてあげるよ。アイシクル!」



氷の塊がエンキに飛んでくる。



「く、くそ…魔法の使い方がわからん!こうなったら…」


エンキはその場にとまり大きく息を吸った。



「ふふふ、あきらめたか。」男の口から笑みがこぼれた…その時、



「うおおぉぉぉおお!!」エンキが叫ぶ。



その場にいた男だけでなくアリサ、モッフン、ドラゴンも驚いた。



「これが俺の……気合いだぁ!」


キュイイイイン!


エンキの体の回りに光の衣のようなものが纏った。



そして…


「おらぁぁぁあああ!!」氷の塊を渾身のパンチで破壊する。



そのまま、エンキは男に向かって走っていき

「くらぇぇええ!」

同じように一撃で吹き飛ばした。



~アリサたち~


「みた?白爺、あれって…まさか…」


あ、ついでに言っておくが白爺とは、エンキがモッフンと言っている魔物のことである。

というかエンキが勝手にモッフンに決めつけていただけである。



「うむ…あれは光属性の武装魔法じゃ、わしですら術名を知らぬ…」



「じゃああの時杖が白く光ったのって…」




「ふん、なかなかやるじゃねーかあの小僧。」

ドラゴンは鼻で笑ってそういった。






男は一撃で気絶したのか全く動かない。


「ったく、なんだこいつ?俺の気合いパンチそんなに威力あったのか。」



「おぬし、今の力を知っているのではないのか?」



「なにいってんだモッフン、あれは雄叫びだ。」



「モッフンて…だれ?」今のはアリサだ



ここらでまたもはなしがややこしくなったのでまた整理し直した。


数分後……



「えーーー!お前白爺って言うんだ。てっきりモッフンかと…」

エンキは納得というようにモッフン(白爺)をみた。



「それにしても光属性とは…珍しいのぉ。」




「ふーん、まぁ俺雄叫びしただけなんだけどね。

てか、村にはいかなくていいの?モッフン、今のやつの仲間とか」


「モ…、まぁええわい、幸い今回はやつだけだった。しかし、事を急がねばならんことは確かじゃ。

エンキ、お主には今から試練の間にいってもらう。話しはそれからじゃ。」



「う~ん、あれだろ?チュートリアル的なやつだろ?」エンキはどこかのゲームと間違えているようだ




「まぁ、イメージがあるならいいわい。そこに見える石碑をどかすと階段があり、降りていけば空間ゲートがあるから。」




「あたしは?」アリサが聞く。



「お前とわしはいろいろ準備を始めるからな」


ここで白爺があたりを確認する。あれ?エンキがいない、たった今ここに…



そして石碑の下から声が聞こえた。



「じゃあ白爺、行ってくるわ。」



エンキはいつの間にかゲートの前にいた。



「ま、まてエンキ、準備を…」白爺が止めようとしたが耳に入っていないようだ。




「俺さ、こんなワクワクしたの初めてだよ。準備なんていらないさ、行ってくるわ!」



多分あの時エンキは誰にも止められなかったと思う…





[試練の間]



ここは…どこだ?そうか、俺、試練の間って所に来たんだ。

エンキは起き上がって周りを確認して驚く。



「なんだこれ?」


枯れ果てた草木

朝が来ないかのような空のいろ

なにか怪しい視線


「これ…チュートリアルだよな?」



~アリサ、白爺~


「ねぇ、白爺?試練の間ってどんなところ?」


「あそこか、まぁ、草木が生い茂り、空は青いし、エンキには退屈かもな。」


「ふーん、なんか…すぐ帰ってきそーね。」

アリサは空を見てそういった。


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