旅立ち、決戦へ
「ふはは、どうだ、戦う気になっただろう?」
「『戦姫の閃光脚』!」
足から閃光を飛ばすがバザールはびくともしない
「痒いな、究極技!『マッスルプレスト』!!」
凄まじいスピードで迫り、ラリアットをくらう……
「ぐ……がはっ!!」
キンリとの一戦もあり、魔力も限界に近づいていた、当たり前に神の槍はもう使用できない
「どうした、俺の究極技は魔力をあまり使わない。つまり乱発も可能なんだよ」
バザールが勝ち誇ったようにいいはる
たしかに肉弾攻撃は魔力をあまり消費しない
「『光の蓄積』」
エンキが呟くと回りから光の粒が寄ってくる
「なんだ?」
膝をついていたエンキが口を開く
「この技は、回りから光を少しずつもらい、力を蓄積する技だ」
「ほぅ、それで?」
「ふっ、みしてやる」
エンキが立ち上がった
「『戦姫の砲撃』!!」
エンキの手から巨大な光線が発射される
「ぬっ…………!!」
バザールがそれを必死に受け止める
「終われぇええ!!」
砲撃はバザールを吹き飛ばした
―その後―
闘技場がボロボロになってしまったのでしばらくは戦うことはなさそうだ
俺はというとスズと出発する支度をしていた
「ねぇ、次はどこにいくの?」
「あぁ、ライトベースってとこに用があってな……じゃなくて!お前は帰るんだよ!」
「帰らないわよ、ついていく~」
はぁ。こいつはどんだけ陽気なんだか…………
「お二人の中を邪魔するつもりではないんですけど、ちょっといいですかね?」
「いや、そんなことはって……キンリ!」
思わず戦いの構えをとるエンキ
「いやいや、今日は戦いに来たんじゃないです、あなたの仲間の人たちについてです」
「タツマたちのことか!?」
「この前は言うタイミングを逃してしまったのですけど、実はですね、エンザンをリーダーに一部のものたちが『一寸の光』というレジスタンス組織を結成したらしいのです」
「エンザンが……」
「世界の情勢は変わり、今は3つの秘宝を『魔神の御加護』と『一寸の光』、この二つの組織が狙っているのです」
キンリの話をじっと聞くエンキ
「『一寸の光』には女神スカラ、それに大将エンザン、その仲間も一人一人が強く、優勢なのです」
(やっぱり、タツマたちに違いない……)
少し間をおいてキンリがいった
「ただ……」
「?」
「魔神の御加護の戦力は十賢者に覇王、強力な魔物たちと……あまりにも差がありすぎるのです」
「いや、そんなことはない」
「えっ?」
エンキが鞄をもち、ニコッと笑った
「俺に任せろ」




