-ロイ編-力の差
ロイは意識が朦朧とするなか白い髪のエンキの姿を目撃していた
自分達が束になって敵わなかったガルネク相手に1人で互角以上に渡り合っていた
(これが…エンキくん…)
そう、その瞬間ロイに禍々しい感情が生まれた
強く…もっと強く
そのあとは覚えていない
気がつくとキンリに運ばれてロゼインの町跡をさっていた
「あの力は驚きですね、エンキくんとはいったい…」
キンリが話したが、ロイは終始無言だった
移動途中、ロイが急に止まった
「キンリさん、先にアジトに帰ってもらってもいいですか?僕はここで少し修行をしていきます」
「ふむ…分かりました。しかしその修行、私もやらせてくれませんか?」
突如の提案にロイは驚いた
「それはありがたいんですが、アジトにも連絡しなければいけませんし」
「大丈夫です『化身』」
キンリの魔方陣からキンリがもう1人出てきた
そっくりと言うより、本人そのものである
「私のクローンに報告はさせます…私もさすがにこのままではけじめがつきません」
「僕もです」
こうして二人の修行が始まった
「お互いに強くなるために、一戦してみましょうか」
キンリが向かい合うロイにむかっていった
「はい、いつでもいいですよ」
キンリが杖を構え、ロイがファイティングポーズをとった
「『アイシクル』!」
ロイが向かってくる氷の塊を全てかわす
「まずは…『エレキ』」
雷はもちろんキンリには当たらない
「それでいい!『ディ・ロストLv2』!」
しかしそれは相手の魔法障壁を弱くする作戦でほんとはこっちが本命だった
「なんの!『氷の壁』!」
キンリ周辺を全て氷で覆い雷を防いだ
「やりますね『サンダーアーマー』」
ロイも負けじと雷の鎧を纏い氷を叩いた
「く、一撃とはなかなかだ『スプラッシュ』!」中級の詠唱魔法でロイを吹き飛ばす
「まだまだ!」
ロイにはずっと心に残るものがあった
(エンキくん、君を越えて見せる)




