ガルネクvsエンキ&タツマ 後編
そこには滅びた町があった
たった今滅ぼされたばかりであった
先程まではまだ建物の残骸があったのたが、今はもうそれすら残ってはいなかった…
「ぐ…気合いモードの出力を全開にしなかったら負けていた…」
そこからエンキが立ち上がって言う
「まだ死なぬか…仕方がない、もう一発『重なる世界』を打って消し飛ばしてやろう」
力の差は歴然だった…
最初は合体魔法からのインファイトでダメージを与えることが出来たが、相手の圧倒的な力によって強引に流れを変えられた
「はぁ…はぁ…」エンキが息を整える
「ふっふっふっ、待たんぞ!『重なる…世界』!」
今度は鮮明に見えた
ガルネクの回りに赤と青の衝撃波が出てきて、それが次第に大きくなっていっている
「止めなきゃ!『メガファイア』!」
本当は無駄だとわかっていた
合成魔法にただの中級魔法で敵うわけがないと
しかし諦めるのは嫌だった
「いっけぇええええ!」
押されていくエンキ、このままでは…もう…
「『雷の盾』!」
雷のバリアがメガファイアを守り、重なる世界を防いだ
「助けた訳じゃない…でも、この男は今の僕ら1人じゃ勝てない」
後ろにはロイと黒いロープの男がたっていた
「ロイくん、いきますよ!」
「はい!」
「「『雷の斧』」」
その名前の通り、雷で出来た斧がガルネクに向かって飛んでいった
「く、『フレイムLv3』!」
ガルネクも通常魔法で対抗するがロイとキンリの合体魔法には敵わなかった
衝撃音と共にガルネクは地面に叩きつけられた
「エンキくん、お互いの最強魔法で一気に終わらせよう!」
「お、おう!」
「いくよ!キンリさん!『フロール・ロスト』!」
氷で纏われた雷が空から一撃だけ降ってきた、
多分その一撃で決めるつもりなのだろう
「俺の魔力を全て込める!『炎の槍』」
1本の槍を力一杯ガルネクに向かってぶん投げる
ズバーーー!!
2つの魔法はガルネクを直撃した
「終わったか…」エンキがほっと一息つこうとした
「おのれ…なめおって…『闇魔力封印…解除』!!」
その瞬間、ガルネクの回りに禍々しいオーラが宿った
「消し飛べ!『爆熱地獄』!」
灼熱地獄とは比べ物にならない炎が全員を襲った
「この力まで使わすとは、やつらもなかなかだったな」
「待つんじゃ!」ボロボロになった木蓮が呼び止めた
「ん?なんだじじい。黄泉の秘宝のことを話す気にでもなったか?」
「違うわ!秘術『大樹封印』」
木蓮の下から大きな樹が出てきた
その根が、ガルネクに向かって飛んでいく
「ふん、こんなもの…『ダークフレイム』!」
根を焼き払いそのまま樹も燃えさっていった
「お前もだ、じじい」
闇のオーラを纏ったガルネクが木蓮にむかって飛んでいく
「死ね!」
木蓮が、死を感じようとしていた
パシッ
拳が止められた
つかんでいる手には神々しいオーラが纏っていた
そしてその人物は、髪色が赤から白へと変わってはいたが、エンキだった
「なに!おまえ…」
無言でガルネクの手を振り払い、顔面に右ストレートを当てた
さらにジャンプして回転蹴りを当てて、そのまま手をガルネクに向けた
「『エル・ロゼイン』!」
光線が100…いや200ほど出て、ガルネクを貫いた
「まさか…貴様が秘宝だったとは…」
ガルネクがにやりと笑った
「おまえを道連れに俺も死ぬ!火属性魔法『ギガファイア』!水属性魔法「水流弾」!合成!」
エンキもなにやら手を光らせた
「『滅び行く世界』!」
どす黒いオーラにエンキが飲み込まれようとしたが、オーラがエンキに触れる前に拡大がとまった
「特殊能力『魔法無効』」
エンキが心のない声でいった
「く…これほどまでとは」
ガルネクはたまらずその場から消えた




