-ロイ編-襲撃!目標はエンキ
ここはデュニアのある酒場の地下である…
「遅かったな、ロイ…」
黒いロープを纏った男が言った。
というよりもその回りの場にいる6人は全て同じものを着ている。
「すまない、少々戦闘があったもので…」
「まぁ、お前のことだから気にはしてないがな…それではこれから会議を始める…」
男が続ける
「先日のクロノス襲撃もあり、我ら『神の御加護』の存在はだいぶたくさんのものが知ったことだろう…」
「まぁ、アイザンが死にましたけどね」
男のような女のような声のやつが言う。
「お前、そんなことを適当に言うんじゃない!」
ロープを着ていても分かる図体の大きい人間がいった
「二人とも黙るんだ」先程のリーダーのような男が仲裁して続ける
「まぁ、アイザンの犠牲は予想外だったが我々の計画に問題はない。
問題なのは…」
一瞬男が静かになり、回りも自然としらける
「エンキと呼ばれる男のことだ、やつだけは我々の計画に問題を与えかねん。そこでだ、急きょ、ロジントに向かってやつの首を狩りに行こうと思う。」
「ロジントにそのエンキとかいうのはいるのね?」
おかまみたいなやつがいう
「あぁ、1人で良いとは思うが、アイザンみたいなことを考えて二人で行こうと思う…」
「僕が…行きたいです。」
ロイが言った。
「ほぅ、ロイ、珍しいな。命令したことをやってのける男が自ら行動したがるとは…」
「なーに?ロイちゃん~嫉妬?」
ロイにはわかっていた…
あのとき試練の間であった男とその目標が同一人物であると…
「じゃあ、もう1人は私が行きます…」
黒いロープの男の1人がいった
「お前もかキンリ、今日は珍しいな、いつも自分から仕事を選ばない二人がな…」
「では、ロイ、キンリ、準備ができしだいロジントに向かってくれ…解散!」
黒いロープの男たちは一斉にどこかに消えた…
「この前の借りを返させてもらうよ、エンキ…」
それから数時間後…
「行きますか、ロイくん」
「はい」
二人は行動を始めた、もちろん、ロイも黒いロープを着て…
「ロイくん、1つ聞いてもいいですか?」キンリが聞いた
「なんですか?」
「なぜこの作戦に自ら参加しようとしたんですか?」
「それは…彼には一度会ったことがあります…」
「ほぅ?」
「そして戦闘で僕の『ディ・ロスト』を『フレイム』で相殺されたんです、それは僕のプライドに大きなきずをつけたんです」
「なるほど…エンキくんとはなかなかとんでもない魔力の持ち主のようですね。」
「キンリさんこそ…なんでですか?」
「わたしは興味があったんですよ」
「興味?」
「ロイくんが自ら参加しようとする作戦にね…さぁ、見えてきましたよ…」
賑やかな町、ロジントが見えた。
「どうしますか?一人一人探しますか?」
「いいえ、それでは大変です…」
「『ディ・ロスト』」
バーーーーン!
凄い衝撃音が町に響いた
「これはまた、気合いが入ってますね…」
「さぁ、エンキくん、出てきなよ」




