エンキとカムイ
「あいつ魔力はなかなかのもんすね」
タツマは余裕の表情で話していた。
「おぉ、さんきゅ」
「いいっすよ。それに…」
向こうで男が構える
「まだ終わってないですしね」
「一気に行くぞ!『フレイムLv2』!」
「いや、無駄っすよ。『エアロLv3』!」
威力はもちろんタツマが上回っていた。
「うわぁあ!」
風は男を吹き飛ばした。
「あ、ありがとう…俺はエンキ。」
「俺はタツマっす。それで?なんのご用で?」
「あぁ、ロジントに用があるんだ…ロジント?あ!チビを呼べばよかった…」
「チビ?」
「あぁ、こいつのことさ、エグゼブレイブ!」
ボンッ
「タツマとやら、なかなかいい戦いだった。どっかのバカと違ってな」
「誰がばかだ!」
「まぁいい、で、俺たちのもくてきはロジントにいる木蓮とかいう白爺の知り合いに会うことだ。」
「だ、そうだタツマ」
「あぁー木蓮師匠に用事なんすね」
「へ?師匠?」エンキが聞き直す
「はい、師匠っすよ」
「「えぇ~ーーー!!」」
―ロジントの町―
「いやータツマにあえてよかった。こんなに簡単に木蓮に会えるなんて」
「俺もびっくりっすよ。偶然木の実を取りに行ったらエンキさんがやられてたんすよ」
「やられてて悪かったな…」
ロジントの町はクロノスとは違い、賑やかだった。
まだここにはあいつらみたいな敵は来てないのかな…
「ここが木蓮師匠のいえっすよ。」
「あぁ、さんきゅ」
きーっ
「師匠ー!師匠ー?いないのかな?」
「なんじゃい…騒々しい」
「え、緑色のモッフン?」モッフンというのはエンキだけである。
しかしその木蓮というのは白爺にとても似てた、と言うか瓜二つだった。
しかし、緑色だった
「師匠に用があるらしいんです。」
「白爺のいる、クロノスが…襲われたんだよ!」
「なに!?…いや…そうか……」木蓮さんの表情が曇る
「それでお主は?」
「俺はエンキ、なんかこっちの世界に来たばっかでそれでいきなり試練の間にいったとおもったら今度は…」
「あぁ、運命の子じゃな…」
「俺が魔王を倒すとか運命の子とかってなんなんだよ?」
「わかった、わしがぜんぶ教えよう…タツマも来ていいぞ。」
そして俺たちは木蓮さんに連れていかれ奥の部屋にいった
「昔、この世界に魔王軍と名乗る勢力が国王に開戦を申し込み、第一回魔導大戦が始まった。
戦いは、魔王軍の圧倒的な優勢だったのだがそこに6人の戦士が現れた。そのリーダーがお主の祖先のカムイだ…」
「そ、祖先?」
「うむ、そしてカムイ率いるチームで魔王軍を敗北にまで追いやった。
しかし、魔王は最後の魔力でカムイを封印し、自らも封印され、戦いは停戦となった…
そして今…魔王が魔力を蓄え復活しようとしてるんじゃ」
「……」エンキはやっと自分がいかに重い立場にいるのかに気づかされた…
「そして…」木蓮が続けようとしたその時!
バーーーん!
衝撃音が町に響いた




