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【コミカライズ進行中】スキル「糸」を手に入れた転生者。糸をバカにする奴は全員ぶっ飛ばす  作者: Gai


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千三百八話 終わらせようか

「「「「「「「「「「ッ、うぉおおおおおおおおお!!!!!」」」」」」」」」」


自分たちのトップであるロードス・バスターが最前線に現れ……今日でこの戦いを終わらせると断言した。


トップが前に出てきた、これでもう戦わなくて済む。

そう考える者は、殆どいなかった。


先程まで最前線で戦っていた騎士、兵士、魔術師に冒険者たちの気力は最大限にまで高まり、雄叫びを上げる。

このまま指をくわえて見てるだけなんてありえない。


自分も共に勝利を掴み取るのだと、吼えて武器を掲げ、大将と共に前へ進む。


「さぁ、俺は容赦する気はないぞ!!!!!!!!!!」


「「「「「「「ッ!!!!????」」」」」」」


言葉通り、ロードスはこの戦場の戦いを終わらせるために最前線に出てきた。


虐殺は……趣味ではない。

それでも、示す必要があった。


ただ遊びで前に出てきたわけではない。

本気で、戦いを終わらせにきたのだと。


巨剣が振るわれるたびに多くの兵士や騎士が吹き飛び、その命を散らしていく。


「お前らは下がってろ!!!!!!」


「俺らじゃねぇと吹き飛ばされるだけだ!!!!!!」


そう口にするのは、Cランク以上の冒険者や同等の実力を持つ騎士たち。


確かに……彼らは実力者である。

前線で戦いながら、三日目まで生き残っている。

間違いなく、実力者だろう。


だが、対峙する相手が悪かった。


「ふんッッ!!!!!!!」


「「「「「っ!!!!????」」」」」


ロードスが雑に大剣を振るうだけで、その実力者たちもあっさりと吹き飛ばされ……あるいは斬り飛ばされてしまう。


「ッッッ!!!! イカれたか、ロードス・バスターよ」


「ぬっっっ!!!!!! ふっふっふ……こっちの戦力を考えれば、今日で終わってもおかしくないだろうと、思ってな!! ドロウス・ハヌラ!!!!!!!」


これは不味いと後方から現れたのはゴリディア帝国側の主力、ドロウス・ハヌラ。


白髪の老騎士ではあるものの、その筋肉の分厚さを見れば……誰が見ても現役を引退しているとは思えない。


その力を示すがごとく、ロードスと互角の力をぶつけていた。


「戦況を、理解しているのか」


「勿論、している、ぞ!!! そっちが訳、分からん薬を使って、強化してもなぁ……うちには、そんなもんを使わずとも、強い連中が、いるんだよッッッ!!!!!!!」


ディーナたちがビガルを仕留め、ギーラスたちがナスバーを仕留めた。

他のドーピング使用者もディーナが投げた槍が起点となって仕留められており……少なくとも、この戦場で薬を使用したオーバードーピング野郎たちは殆ど全滅していた。


「それに、これは俺の独断じゃ、ないんでな!!!!!」


敵の大将が出来てたのであればこれ幸いと、ゴリディア帝国の魔法使いや遠距離攻撃が得意な者たちがドロウスを援護しようとするが、ロードスと同じく後方で指揮を執っていた者たちが最前線に現れた。


「むっ……本気で、終わらせるつもりか」


「そうだ、よッッッ!!!!!!!」


「っっっっ!!!!!!!!」


良い斬撃を受けてしまい、体が僅かに浮いた影響で後方に押し飛ぶドロウス。


「ほら、聞こえるか……俺たちアルバース王国が上げる雄叫びを、闘志を燃やす音が」


ロードスたちが出てきたから燃え上がっている、というのは間違いではない。


ただ、ロードスの言葉を聞いてディーナたちも前線に舞い戻り、雑魚を蹴散らし始めていた。


今日……これで終わらせられるのであれば致し方ないと覇爪を取り出し、容赦することなく薙ぎ払っていた。

当然、その傍ではクラートとオルフェン、ブローズが護衛を行い、共に数を減らしている。


「逃げる者は追わない!! だが、私の射程にいる者は、斬るッッッ!!!!!!!」


「クラート、ディーナの細かい援護は頼むよ」


「任せて、オルフェン……思い切り暴れて構わないよ」


「あぁ…………ッッ、ゥォオオオオオオァアアアアアアアアア゛ア゛ア゛ッッッ!!!!!!!!!!」


「ガルルルゥァアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!」


鬼が死の薙刀を振るい、冷静沈着な剣士が鬼を狙う害を潰す。


そして……二匹の獣が忍び寄る敵を殲滅する。


「……ディックス」


「はっ……そうだな、ギーラス」


ある後方の治療テントでは、先ほど運ばれたばかりで、ひとまず細かい内傷や外傷の治療は終わったばかりの騎士二人が外に出ていた。


「ちょ、二人とも。あなた達は病み上がりも良いところなのよ」


当然、現状……保護者的な立場である女性魔術師が止めようとする。


「大丈夫です。今の状態で前線に戻ろうとはしませんよ」


「同じく。けど、これから終わらそうって言うんすから、ここからでも出来ることはやろうと思って」


そう口にしながら片方の騎士は使い捨ての槍に黒炎を纏い、もう一人の騎士も同じく使い捨ての槍……炎雷を纏った。


「はぁ~~~……全く、しょうがないわねぇ。体に鞭を打つなら、とことん打つのよ」


物騒なことを口にしながらも女性魔術師……魔女も笑みを零しながら杖を取り出し、攻撃魔法の準備を始めた。

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