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図書館勤務のモブ令嬢が、魔術師団長に溺愛されました〜聖女様がライバルだと思っていたら勘違いでした〜  作者: 漆原 凜


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8/10

訪問

夕方過ぎになり扉がノックされる。悶絶し続けた私はくたくただ。あれの本物と食事にだなんて…私大丈夫かしら。


「道わかりましたか?」


扉を開けリュート様に問いかける。精一杯平静を装う。あぁぁぁ眩しすぎる!直視できない…ギュッと暖かさが与えられる。また抱きしめられている!!


「お待たせ。体調は大丈夫?」


「お疲れ様です!大丈夫です!」


軽く唇が重なり良かったと微笑むリュート様は天使ですか?悪魔ですか?私もう耐えられません。グッとリュート様の体を押すと、目を見開きとても驚いた顔をしている。


「恥ずかしくて死にます…お触りダメです。」


リュート様はグッと心臓辺りを押さえ俯いている。直ぐ様顔に手を当て天を仰ぐ。


「可愛すぎる。セシィは神の使いかな。」


リュート様って意外と変な人?紳士的で穏やかな印象だったが…こんな一面があるなんて。私の手を取り申し訳なさそうな顔をし、気をつけるよって。予約したから行こう?て誘ってくれエスコートしてくれ、湧き上がる色気とかっこよさが止まらない。今話題のお店に到着し、個室へと案内される。


「セシィ一緒に食事がとれて嬉しいよ。」


「あの…リュート様は本気で私と婚約を?」


「もちろん。図書館に勤務しだしてすぐの頃に体調に気を使ってくれた事があって、あれからずっとセシィを見ていた。嬉しかったんだ。セシィを見ると癒されて、私のものにしたくて毎日会いに通っていた。」


そんな頃から…ずっと毎日来ていた。まさかそんな前から想ってくれていたなんて。


「私ルイ様の事勘違いしてしまってすいませんでした。」


「選ばれないくらいなら閉じ込めてしまおうかと思ったのだけれど、とりあえずセシィの家に打診してみて良かったよ。」



「私もずっとリュート様を見ていて…でも平凡だし夢なんか見たらダメだと諦めていました。」


「先程は無理矢理言わせたけど、セシィ私と共に生きて欲しい。君がいないと私は生きていけないんだ。私と結婚してください。」


「はい!私で良ければずっと隣に居たいです!」


ありがとうと微笑むリュート様は今まで見た中で1番綺麗。神様ありがとう。胸の前で手を合わせ感謝をする。あとコレって箱をくれる。


「ネックレスなんだけどプレゼントしたくて。指輪はセシィと一緒に選びたいからネックレスにしたよ。」


「いいのですか?ありがとうございます!」


箱を開けると高そうなネックレスが入っている…え?本当に貰っていいの?凄く高そうだよ?


「どうかな?」


「あのリュート様…お気持ちは嬉しいのですが。とんでもないお値段しますよね…」


「私の色を着けてもらいたくて。これでも高給取りだし普段お金使わないから気にしないで。いっぱい貯まっているし、安心して嫁いできてくれて大丈夫だよ。」


イエローダイヤモンドがリュート様の瞳のようで綺麗。大事にします!と受け取る。


「今つけても良いですか?」


貸してってリュート様が私の後ろに回りつけてくれるらしい。私は緊張しながら髪を上げ待つ…恥ずかしい。ついたよって言いながら首筋に口づけをされた。


「!!!」


「真っ赤になって可愛い。」


頭を撫でながら髪にも口づけをされる。触るのダメってさっき言ったのに…赤くなった顔を手で隠す私の手を取り、唇が重なる。好きだよと言いながらリュート様は頬に手を当て口づけをしてくる。首を支えられ後ろには椅子の背もたれがあり逃げられない。ペロッと唇を舐められ色気が大放出しているリュート様がまだ迫ってくる。もう何も考えられない。


「失礼します」


扉がノックされ、やっと止まってくれる。頬に口づけをされ残念と席に戻るリュート様…そういえばお店だった。流されて危なかった。


「このあと私の家に来る?」


サラッとお家に誘われた。絶対危険!ジッとリュート様を見る。もう何もしないからて言うが信じられない。


「もうこれ以上は心臓が止まってしまうので、今日は帰ります。」


そっかーって笑っている。リュート様はいつも以上に笑って楽しそうにしている。じゃ今度来てねって妖艶な顔で言われ危険信号が鳴り響いた。




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