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図書館勤務のモブ令嬢が、魔術師団長に溺愛されました〜聖女様がライバルだと思っていたら勘違いでした〜  作者: 漆原 凜


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6/10

何故

「私はセシリア嬢と特別な関係になりたい。」


ルイ様は?聖女様と仲良くしていたのに…。頭を抱えてしまう。信じていいのか?毎日図書館に来てくれていたのは真実だ。


「…リュート様は私に好意があると?」


「ある。セシリア嬢が好きだ。」


顔が真っ赤になってしまう。えぇ本当に?どうしたらいい?


「どういう事よ!!!ネチネチ師団長様!!?」


「師団長すいません!」


扉が開きいきなりルイ様と魔術師団の方が入ってきた。聖女様に待つように言ったのですが聞かなくて!と凄い勢いで謝っている。


「セシリア様?何故ここに?ネチネチに呼び出されたの?!!嫌味言われてない?」


ネチネチ?チラッとリュート様を見ると、とても不機嫌な顔になりルイ様の頭を押さえ黙れ!と怒っている。痛い!痛い!とルイ様が暴れていて押さえられた手を振り払っている。どういう事?2人は仲が良いのでは無いの?


「セシリア様ー!ネチネチがいじめる!」


ルイ様がリュート様から急ぎ離れ私の元へ駆け寄ってくる。ネチネチって何?リュート様のこと?


「セシリア嬢に触るな!」


「嫌よ!私がセシリア様に抱き着こうが貴方には関係ないでしょ!」


ルイ様を私から引き離し、何故かリュート様とルイ様が揉めている。この2人どういう関係なのか。魔術師団の方も2人に落ち着くように言い止めている。


「いつもいつも揉めないでください!師団長もお客様の前ですよ!!落ち着いてください!」


「セシリア嬢ごめんね。さっさと帰らすから少し待ってね。」


魔術師団の方に言われハッとしたリュート様は、いつものように穏やかになり微笑みながら話しかけてくれる。話を聞くとルイ様は魔力の事で魔術師団長のリュート様と共に色々検証していたとの事だ。


「セシリア様に話しかけないで!妖精は妖精界へ帰れ!」


「うるさい。だれが妖精ですか。貴方こそ早く教会に帰ったらどうですか?問題児さん。」


また揉めている…あぁ今日も良い天気だなーって外を見ながら私は現実逃避をしてしまう。


「セシリア嬢お茶のおかわりどうですか?お待たせしてすいません。先程の話を続けましょう。」


「何その笑顔!ネチネチって笑えるの?まさか…セシリア様の事を?嘘でしょ?!」


「私達はもうすぐ婚約するのです。まぁ貴方には全く関係無いですけどね。」


リュート様?!私は勢いよくリュート様を見ると、ん?って甘く微笑んでいる。


「セシリア様騙されないで!?笑いもせず無表情で、あれダメこれダメ役立たずって全否定してくるのこの人だから!」


「貴方が無能だから悪いのでしょう?」


何それ!酷い!ってルイ様が怒りながら地団駄を踏んでいる。出て行ってくださいとルイ様の背中を押し部屋から出す。


「お待たせしました。お邪魔虫は返したので婚約の話を詰めましょう?」


「本当に婚約するのですか?」


「まだゆっくり進めるつもりだったのですが…この前忙しいと話をしてくれなくなり耐えられなくなりました。婚約しましょう?そして夫婦になりましょう。」


「婚約しなくてもご飯行きます。勘違いしていました!ごめんなさい。」


床に膝をつき平伏して謝る。リュート様は慌てて私の側にきて、どうしたのですか?と聞いてくれる。


「私を避けていましたよね?」


「リュート様がルイ様と良い仲なのだとばかり…」


やはり奴を倒してきますと立ち上がる。私はリュート様の服の裾を持ち行かないでくださいと引き止める。


「私と問題児との仲を勘違いし、ヤキモチをやいてくれたと言う事ですか?」


「…はい。」


うずくまる私にリュート様が抱きついてくる。私は驚き倒れそうになるが、しっかりと支えられていて困惑する。そしてさらにギューっと抱き締められ嬉しいですと呟かれる。


そっと唇が重なり口づけをされる。抱き締められたまま何度も口づけをされリュート様にもたれかかる。息も絶え絶えの中、頬を撫でられる。


「愛しています。結婚してください。」


もう無理…私は意識を手離した。

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