79 perfect plan
新しい事に挑戦してみるのも楽しいですね。
では、79話目楽しんで頂けたら幸いです。
お忍び! なんて素敵なんでしょう。
みんなにナイショで船から抜け出すなんて、考えたこともありませんでしたわ!
私もやってみなくては。
あら? ミッケニがそ~っと部屋を出ようとしてますわ。
なんで足音を立てないようにしてるのかしら?
私も足音を立てないようにミッケニの背後に移動します。
小さい頃はいつもミッケニについていってましたもの。
ミッケニに気づかれ無いのは得意中の得意ですわ。
「どこに行きますのミッケニ?」
ミッケニのシッポが膨らみましたわ。
今回は50点くらいかしら?
これを見るのが楽しいのですわね。
「今のテレビ番組見まして?」
お忍びにいくならミッケニも一緒ですわ!
「いえ。全然。これっぽっちも」
ミッケニがちょんと出した爪を私に見せましたわ。
ん~? それだと一瞬ですわよ?
両手の爪分、だと全部ですわね。
爪八本分は見たはずですわ。
ミッケニのシッポがピンとなって動きません。
全然私の目を見ませんし。
嘘をついていますわね。
「ミッケニは録画って知ってまして?」
私に嘘をつくなんて。
「ミッケニが今のテレビ番組を覚えるまで何回でも再生しますわ!」
お仕置きですわ!
「見てたからやめてください」
ミッケニの耳と髭がヘニャっとなりました。
これでミッケニのお忍び参加は決定ですわね。
「お忍びですわ! お忍び!」
体が勝手に走り出します。
はしたないとお母様やミッケナは怒りますが仕方ありませんわ。
勝手に動くんですもの。
「ミッケニ! お忍び!」
ミッケニも小さい頃みたいに走ればいいのに。
なんか座り込みそうになってますわね?
「まずは計画ですわ! 何から準備しましょう!」
走ってちょっと落ち着きましたわ。
さあ、やりますわよ!
まずは・・・
ミッケニがまた部屋を出ようとしてますわ。
まず最初にやる事が決まりました。
「ミッケナとトライォにはナイショでしてよ」
ミッケニのシッポがブワッと膨らみました。
うん。うまく膨らんでますわ。80点くらいかしら?
やっぱりミッケニの両親に言いつける気でしたわね。
ミッケニの両親は私の両親の側近。
特にミッケナは私の乳母でしたわ。
今は王妃付き筆頭メイド長ですけれど。
絶対にお忍びを告げ口されてはいけません。
あっというまにお母様に伝わりますわ。
怒ったお母様! 想像もしたくありません!
「もちろん、他の誰にも喋ってはいけなくてよ!」
口止めしなくては。
ミッケニの耳と髭がヘニャっとなりました。
これで一安心。
ミッケニは私と一度約束したことは絶対に守りますもの。
ええと。お忍びの計画でしたわね。
最初から考えましょう。
テレビで地球人の子供は隠れて城から脱出してました。
まずは大きな布ですわ。
警備がきたら壁にならなくては・・・
光学迷彩ドレスでいいですわね。
着ると頭と手だけ浮いてるように見えるドレスがあったはず。
手と頭を出さなければ他の人には見えませんわ。
ミッケニには私の予備を着せましょう。
次は船でお堀を渡っていました。
元々船に乗ってるのだから大丈夫ですわね。
これはよし。
後は走って城から離れてましたわ。
なんだ。簡単ですわね?
・
・
・
「そんなはずありませんわよ!」
思わず叫んでしまいましたわ。
喉がゼイゼイいってます。
地球の地面に建ってるお城と宇宙船では全然違いましたわ!
まずはこの船の運行スケジュールのチェック。
どこで船から降りるのかが重要ですわ。
これはミッケニに頼みましょう。
次に船内警備の巡回経路のチェック。
ステルスドレスも使いますが、まずは警備に見つからないのが重要ですわ。
お忍び途中で見つかれば間違いなくお母様に怒られます。
これもミッケニに頼みましょう。
船から地上への転送機のロック解除と座標設定。
ミッケニならやってくれますわ。
地上に降りた後は・・・。
今いる地域は日本といったかしら。
ひとつの星に国がたくさんあるのは珍しいですわね。
たぶんこういう情報を集めて視察地を決めているのですわ。
さすがお父様。
星の王の考えは深遠ですわ。
ええと、集中力が切れましたわね。
テレビに日本を旅をする番組があったはず。
ミッケニと一緒に見て休憩しましょう。
ちくわタイミョウシンでも食べながら。
ちくわタイミョウシンはいつ食べても美味しいですわね。
テレビ番組では空港で何か聞かれてましたわ。
空港って何かしら?
船はずっと浮かんでますわよね?
・・・まあいいですわ。
英語と日本語で話してましたわね。
英語も覚えなくてはいけませんわ。
オンらインを使いましょう。
そうそう、あとはTKG。
親切なあの人達の作った日本の歩き方マニュアルも読まなくては。
TKG基地と活動範囲も書いてありましたわ。
確かミッケニが読んでいたはず。
うん。ミッケニさえいれば完璧ですわね。
後はお忍びで何をするかですわ!
これぐらいは私が考えましてよ。
あんまりミッケニに負担をかけてもいけませんし。
今日は姫様sideで。
誰々sideは話が進みませんね。
すいません。気をつけます。
状況を詳しく説明するのにはいいかも。




