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65/743

65 残り17万5000

 昨日あんな事を書いたら、もうPV数が元に戻りました。

 儚い夢でした。


では、65話目楽しんで頂けたら幸いです。

 なるほど、あの宇宙人ぽいバネの先にピンポン玉が着いたヘアバンドは、日本の烏帽子みたいな物なのか。

 だから人前で取らなくていいし、公式の場でも使えるし普段使いもできると。

 ジョンさんの長い話からなんとか参考になりそうな事を覚えた。

 幼馴染み二人も宇宙人だ。

 宇宙人ヘアバンドをつけて丞に会う可能性はある。

 九海はまだいいが、大人っぽい全が真面目な顔で頭にピンポン玉を先に着けたバネを二本揺らして・・・。

 丞は想像して吹き出しそうになった。


「ワタシ バカリ ハナシ ダメ ツギ タスク」

 今日のファッションについて語り終わったジョンさんが、今度は丞の番だと話を促してくる。

 丞は本題を切り出す事にした。


 フぃみョン本体50万ポイントが1、子機2万5千ポイントが7。

 合計67万5千ポイントを丞はジョンさんに借ポイントしている。

 現在、丞が持っているポイントは30万840ポイントだ。

 トレジャーハントで3千ポイントの収入、その後のトレジャーハンターや異世界会員との宴会でそこそこのポイントを使っていた。


「さっきも話しましたが、借ポイントを返したいんです。今日は、30万ポイント返しますね」

 起きた後は現金も使える。千ポイント以下になるのはちょっと怖いが、たぶん大丈夫だろう。丞はそう判断した。

「サンジュウマン! タスク ナニシタノ」

 ジョンさんがビックリして聞いてくる。

 ちょっと顔が怖い。

 丞はメモリーボードの話をした。


「ソレハ タスク イイコト シタ」

 ジョンさんは頷きながら丞をほめる。

 Fのメモリーボードの話は宇宙人的にもほめるところらしい。

「デモ サンジュウマン ゼンブ イイ チョト ノコス ノコリ サンジュウマン スル」

 丞は首をかしげて、ジョンさんの言葉の意味を考える。

 ああ、返済額を2万5千ポイント減らして借ポイントの残りを30万にしたら良いと言ってくれているのか。

「ジョンさんがそれでいいなら」

 本当にいい人だなと思いながら丞はジョンさんの話にのった。


「ポイント カエス オワル タスク アワナイ ユックリ イイ」

「そんな事ないです。僕もジョンさんに会うのは楽しいです」

 ジョンさんの迷惑になってなければ、もっと会いたいぐらいだ。

「コンド ユックリ アソブ デキレバ タスク トモダチ イショニ」

「そうですね。是非。友達にも話してみます」

 異世界会員や幼馴染みの顔を思い浮かべて丞は返事をする。


「タスク フダン オンライン ナニ シテル」

 ジョンさんが目をキラキラさせながら聞いてくる。

 丞は格闘ゲームやトレジャーハントの話をしながら、おみやげをジョンさんに見せて選んでもらう。


「ソロソロ イクネ」

 トレジャーハントのおみやげをポケットにしまってジョンさんが立ち上がる。ポケットに入らないサイズの、折り紙っぽい食べ物が縮小しながら入っていく。

 最初に会った時のおみやげの紙袋もたぶんポケットにしまったんだな。

 ジョンさんに最初に会った時の謎が一つ解けた。

「はい、また。今日はありがとうございました」

 丞が丁寧に挨拶すると、用事があるそうでジョンさんは行ってしまった。

 ジョンさんの短い上着の下の方を見送る。

 少し離れたジョンさんが振り向いて手を振ってくる。

 慌てて丞も手を振り返す。

 どうも、際どい所に目がいってしまう。

 思春期真っ盛りの丞だった。


「さて、これから何しようかな」

 フぃみョンで一人なのは、久しぶりな気がする。

「シープおすすめは?」

『今日の残り時間ですと格闘ゲームかミラクル迷宮がおすすめです』

「格闘ゲームは最初にやったよね。ミラクル迷宮って?」

『迷路を所定の時間以内でクリアすると、残りの時間がポイントとしてもらえるゲームです』

「クリアできなかったら?」

『ポイントがもらえないだけです』

「失敗してもポイントが減らないならいいか。それにしよう」

 借ポイントは減ったがまだまだ大ポイントだ。ちょっとずつでも貯めないと。

 楽しむ事も忘れない。丞はジョンさんの話を思い出す。

 よし、いくぞと丞は勢いよく椅子から立ち上がった。


 シープの案内でミラクル迷宮の会場にいこうとしたがシープがテーブルの上を見て動かない。

「おっと、荷物」

 丞は風呂敷を両手に持った。危ない、忘れるところだった。

『先に荷物を預けますか?』

「そうだね」

『では、荷物預かり所にご案内します』

 丞はシープの後についていった。


「おお、四角い」

 荷物預かり所の近くの、ミラクル迷宮の会場は大きな立方体だった。

 丞の感性では四角い以外の感想が出てこない。委員長なら違う感想なのかなと思いながら丞は建物に入る。


「いらっしゃいませ」

 金属でできた一辺50センチぐらいの立方体の人が、頭よりちょっと下ぐらいに浮かび上がって丞を迎えてくれる。

 おお、四角い。丞は建物と全く同じ感想を心の中で呟いた。


「初めてのチャレンジャーですね。ではご説明します」

 立方体の人がくるんと回転して、違う面を丞に向けて説明を始める。

「迷宮の制限時間は各種族の移動速度や記憶能力などによって違います」

 くるん。

「迷宮内では挑戦者は非実体モードの応用で会わないので協力プレイは出来ません」

 くるん。

「ナビは連れて入れますが、別行動や目印にしたりはできません」

 くるん。

「挑戦者には記録器具とマーカーが貸し出されます。他の迷宮攻略に使えると判断される道具は持ち込めません」

 くるん。

「挑戦終了後、迷宮に関する記憶を一部ブロックします。挑戦する前の人に対する事前情報の伝達を防ぐ為です」

 くるん。

「以上の事を、ご了承頂けますか?」

 角を上にしてギュルルルと回りながら立方体の人が丞に聞いてくる。

「はい。わかりました」

 丞は立方体の人の動きが気になってあんまり説明が頭に入ってこなかった。たぶん大丈夫だろう。シープも聞いてたし。


「では、我が種族のライフワーク!ミラクル迷宮初級をお楽しみください!」

 なんかやたら高いテンションで立方体の一つの角で入り口を指?さされる。


「はい、頑張ります!」

 立方体の人のテンションに引っ張られて元気よく返事した丞は、迷宮の入口に飛び込んだ。

 PV数が欲しいけど、増えると減るのが怖い。

 小説家になろうは精神力が鍛えられる所です。

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