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41 まずは宝石

 ブックマークが増えました。

 ブックマークしてくれた方ありがとうございます。

 貴方の探しものが見つかるように祈ります。

 いつも読んで下さっている皆様、ありがとうございます。

 皆様の幸福と幸せも祈っております。


 では、41話目楽しんで頂ければ幸いです。

「わざとでしょ」

『いえ、そんなことはありません。機能が制限されているせいです』

 ステーションの外壁にぶつかった後、シープと話しながら丞は歩いていた。

 スーツの靴がステーションの外壁に吸い付く感じで、感触が面白い。


『そこから入れます』

 外壁に丸い蓋が見える。マンホールみたいだ。

 取っ手を握ると蓋の表面に細かい光の模様が浮かんで最終的に青い文字になった。

「何て書いてあるの?」

『照合完了 オープンです。スーツの表示に日本語を追加します』

 ゆっくりと蓋が開いていく。

「照合出来ないと開かないの?」

『照合出来なかった時は外側は開きますが、内側は人がくるまで開きません。人命尊重と防犯の為です。内側の蓋が開かない時は空気や食糧は供給されます。一定時間が経つと内側に人がいないと判断されて、救難信号が発信されます』

「入り口ひとつでも考えられているんだね」

『装備なしで宇宙空間を生きられる一次種族は少ないです。中は人工重力があるので頭から入ってください』

 中に入ると三メートルぐらいの筒だ。

『デブリ防御空間です。この入り口も普段は緩衝剤が充填されています』

「ああ、何かの小説で読んだ事ある」 

 先に蓋が見える。

 押すと普通に開いた。

 閉じ込められなくて丞はホッとした。


「よいしょ」重力を感じながら這い出す。

 閉まっていく蓋には赤色の文字が見える。[注意 この蓋 開く]今度は日本語も表示されている。


「さて、どうしょうかな」

『丞様はステーションの下に設定されている側から入りました。今は第二緩衝スペースにいます』

 シープがステーションの立体地図を表示してくれる。

 ドーナツ型の一部が無くなってC型になっている。

 ステーションは五階建てで上二階が発着場と格納庫。

 真ん中階が宿泊施設。

 その下がお店。

 最後に食品販売とレストラン。

 ドーナツ型の中心部にあるまん丸が施設管理だ。

 多くの黄色い点が格納庫に向かっている。

「この黄色いのはトレジャーハンター?」

『そうです』

「青い点はお宝?」

 青い点が施設管理に表示されている。

『ジェネレータと大金庫の位置です。位置がわかっていて、まだ誰のものでもない物が表示されています』

 格納庫に向かっていた黄色い点が一部消えて、赤い点と青い点が増えた。

「これって・・・」

『格納庫に向かっていたトレジャーハンターが兵器にロックオンされて転送で戻りました。増えた青い点は確認できた宇宙船です。赤い点は兵器です。スーツから射出されたカメラで宇宙船を、発信器で兵器にマーキングできたようです』

「この赤い点に近づかなければ安心って事?」

『兵器の総数がわかりません。推定では十一台と考えられています。』

「1ダースで一台自爆」

『はい、12は使い勝手のいい数です』

「居場所の見当はつく?」

『兵器の目的がわかりません。施設警備しているとすれば、中心部の施設管理と格納庫に常駐、施設内の見回りが数台でしょうか』

「情況はわかった。施設にはどこから入るの?」

『あの階段が全階に続いています』

「階段なんだ」

『階段は多くの種族が利用できる形です。エレベーターもありますがジェネレータをはずされると閉じ込められる可能性があります』

「なるほど。シープ冴えてる」

『丞様より少し上ですから』

 シープが気分よさげに言ってくる。邪魔するのも大人げない。

「兵器を避けてお店エリアに行ってみようかな。ジェネレータの取り外しとか宇宙船の運転とか出来ないし」

『はい、格納庫や施設制御エリアより兵器に遭遇しないはずです』


 三階分階段を上ってお店に通じている扉の前に立つ。

 すっかり息が上がってしまった。

『運動不足では?』

「わかってる。家族にもよく言われてる。スーツのサポートって階段登るのには効かないの?」

『設定によります。丞様はスーツ装着時の訓練をしていないので、迂闊に使うと危険です』

 ああ、そういえば御神楽戦隊のカグラちゃんも初めて変身した時、国宝の神社の天井突き破ったっけと思いながら扉を少しだけ開けてみる。

『指だけ出してください』

「指?」言われたままに隙間から指を出す。

『カメラを射出しました。この付近に兵器は居ません』

「カメラと発信器は自動射出じゃないの?」

『自動以外に任意でも発射できます。カメラを先行させて周囲の安全を確認します』


 音がしないように気をつけて扉を閉める。

 周りをみると立体映像で色々な種族が表示されて、壁際に様々な筒が並んでいる。

『服売り場です。服は筒の中で体に会わせて作られます。回収できる物はたぶん無いです』

「立体映像と筒とかは?」

『床や壁に固定されています。取り外すには工具がいります』

「工具売り場は?」

『ありません』

「商品の現物があるお店って少ないのかな?」

『このステーションだと天然宝石店とおみやげ屋ぐらいですね』

「先に言ってよ」

『考えるのも楽しみのひとつです』

 丞はため息をついて宝石店に向かう。


『隠れてください!』

 あわてて隠れると赤い光が周りを照らす。

「何、この光!」

『兵器の光学センサーを視覚化したものです。宝石店の入り口に一台います』

 あわてて階段まで戻る。


『カメラを先行させて正解でした』

 お店エリアの地図を出すとドーナツ型通路の、宝石店の前に動かない赤点がある。灯台のように赤点から光が出ている。

「これは無理かな?カメラで兵器って確認できる?」

『はい。センサー群が30秒で回転しています。光学センサー以外にはスーツの機能で見つかりません。』

「赤い光がすぎた後30秒で近づけば見つからないって事?」

『はい理論上は。でも光学センサーの影になる所から、お店の入り口まで250メートルあります』

「無理だね」

 丞は運動が苦手だ。250メートルを30秒では走れない。

『そうですか。次はどうします?』


 今回頂いたブックマークで12ptの壁を突発しました。

 14pt。最高記録で、凄く嬉しいです。

 ご期待に応えられるようがんばります。

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