表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/743

39 フぃみョン外活動

 日曜なので5時に予約投稿しようと思っていたら、4時すぎてました。

 一時間無いのでそのまま投稿します。


 では、39話目楽しんで頂けたら幸いです。

「支払いできないヤツはクズだ!」

 二本足で立っている可愛らしい猫がドスの効いた声で叫ぶ。

「だが俺達はクズじゃない!何故なら支払う意志があるからだ!」

 丞の前の腕が六本ある人が頷く。

「稼ぐぞ!」「応!」「稼ぐぞ!」「応!」「稼ぐぞ!」「雄雄応ぅ!」

 丞以外の二十人ぐらいが唱和する。


 シープに案内されてゲームの会場に入ったらいきなり発進したのだ。

 会場は宇宙船だったようで、窓の外には星空が見える。残念ながら人工重力がある設定のようでふわふわ浮いたりはしない。

「シープ!宇宙だよ、宇宙!うわぁこれで無重力だったら最高なのに!」

 丞が窓の風景に夢中になっていると猫が演説を始めたのだ。

 演説の迫力にびっくりして丞も少し落ち着いた。


「ゲームだよね?」ヒソヒソ声でシープに話しかける。

『そうですが、フぃみョンでも支払いはあります』

「そうなの」

『はい。フぃみョンが生活の場になった種族には、フぃみョンが地球人の日常のようになります。種族が普通に暮らせるポイントは支給されますが、何かの事情で足りなくなることもあります』

「じゃあ、この人達は本気なんだ」

『いえ、ゲームのノリを楽しんでいるのでは? フぃみョンのポイントの貸し借りには利子がないです。税金もありませんし参加無料のゲームをして使わなければ、ポイントは支払えます』

「借金地獄とか知らないのに、このノリなの?」

『多分地球の娯楽情報のファンなのでは? フぃみョンにない概念があるので、地球は特別で人気があります』


 シープと話してるとカエルっぽい人が出てきて、全員の前で説明を始めた。

「命知らずのトレジャーハンター達。よくぞ集まってくれました。私が依頼人です。名前は知られたくないのでFと呼んでください。まずは資料を見てください」

 いや、命知らずじゃないしとそこらから聞こえてくる。

 丞も同意件だ。


 全員の前に半透明のウィンドウが開く。

 表示されたのはドーナッツ型の建造物だが、一部壊れてCの形になってしまっている。

 行ってもらうのは半壊して放棄された宇宙ステーションです。今の所有者は私。ここから金目の物を持ちかえってください」


「半壊って中に遺体ごろごろとかないよな?」

 虫っぽい人が嫌そうに言うと、他の人も騒ぎ出す。

「それは大丈夫。ステーション破損時に全員脱出しています。怪我人もいませんでした」Fが落ち着いてと手を振る。


「なんで金目の物が残ってるんだ。普通回収するだろ」ロボットみたいな人が聞く。

「説明します。資料を見てください」

 ウィンドウに武器の固まりが表示される。

「無断で持ち込まれたテスト用の兵器です。これが自爆してステーションが半壊しました。その後も危なくて近づけません」


「それなら俺達もダメだろ。死に行くのはごめんだぜ」

 腕が六本ある人が全部の腕を上げる。迫力のあるお手上げポーズだ。

「ステルススーツを用意しました。直接兵器に視認されない限りは攻撃されません。自動でカメラと発信器を射出します。発信器がつけば、兵器の場所も地図に表示されるようになっています」


「兵器の位置がわかるようになれば避けて、お宝を獲ってこれるってわけか。ネズミみたいに隠れてな!」

 演説していた猫が言うと周りの人が笑う。

「そうです。兵器のロックオンを感知したら緊急転送で戻るようになっています。命の危険はありません」


「兵器を倒してもかまわんだろう?」

 体が岩石でできた一団が聞きながらシャドーボクシングする。

「兵器はダメージを受けると自爆します。ステーション半壊の原因です。後二台も自爆すればステーションが全壊してしまいます」

「攻撃禁止か」「残念だ」

 腕に覚えのあるトレジャーハンターが多かったようで不満の声が結構聞こえてくる。

 ざわめきが静まったところでFが説明を再開する。


「トレジャーハンター同士で獲物の奪い合いは禁止です。最初に確保した人の物とします。協力しなくていいですが足の引っ張り合いもやめてください。ステルススーツのカメラはモニターしています。あまりに行動がひどいようだと転送で戻します。道具などの持ち込みは自由です。何かご質問はありますか?」


 説明していたFが少し間を開けて残念そうに話しを続ける。

「何故か数日後にステーションごと兵器を破壊する事になってしまいました。これが最初で最後のチャンスなんです。目標のリストと獲得ポイントを送ります。あなた方以外に作業用宇宙船を二機と作業員を出します。当然ですがこちらも邪魔しないでください」


 ウィンドウにリストが表示される。

 

 SSS 一億ポイント以上

 重力ジェネレータ(全四基)

 一基から支払い

 一部破損していても可

 回収には作業用宇宙船が必要


 SS 五千万ポイント以上

 補助ジェネレータ(全二基)

 一基から支払い

 回収には作業用宇宙船が必要

 

 ステーション大金庫

 回収には作業用宇宙船が必要

 金庫ごと可。開ける必要なし


 S 一千万ポイント以上

 作業用宇宙船(二機)

 兵器自爆で破損の可能性あり

 

 大型宇宙船(八機)

 兵器自爆で破損の可能性あり

 

 A 百万ポイント以上 

 個人用宇宙船(15機)

 兵器自爆で破損の可能性あり


 池の形のメモリーボード

 壊れていても支払い可能

 

 B 十万ポイント以上

 宇宙船エンジン

 宇宙船ソーラーセール

 宇宙船コンピューター

 宇宙船破損時のみ

 外見に破損がないもの 

 

 その他

 価値のありそうな物。数が多い場合は鑑定後にお支払い。

 お急ぎの方は仮支給できます。

 

『これはフぃみョン外活動かも知れません』

 説明を聞いていたシープが真剣な顔で丞に言う。

「フぃみョン外活動?」丞は聞き返した。

『はい。フぃみョンを通して、丞様のした行動と同じように現実でロボットが活動します。丞様には危険も責任もありませんが結果がフぃみョン外に影響します』

「起きた後の世界に宇宙ステーションがあるって事?」

『はい。確認はできない事になってます。ナビはフぃみョン外活動の可能性があるときは使用者に必ず通知します』

「ふーん。ゲームと何か違うの?」

『あくまでゲームという建前ですが、現実は設定出来ないので何でもありです。極端な例えですが、ステーションに入った瞬間に、兵器が全部自爆することだってありえます』

「いわゆるクソゲーってやつ?」

『いやならリタイアできます。フぃみョン外活動では私の機能も制限されます。いつもよりサポートが出来ません』

「いや、やってみるよ。危険はないんだよね?」

『はい。ありません』

 シープと話してると、宇宙ステーションが見えてきた。

 FはフロッグのFです。

 見直している時に有名なFがいることに気がつきましたがそのままにしました。

 きっと世界には色々なFさんがいるに違いない。

 53万の人では無いですよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ