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38 おこずかい稼ぎ

 増えたブックマークに励まされ今日も投稿致します。


 では、38話目楽しんで頂けたら幸いです。

 寮の大きな玄関前をにこにこしながら管理人の娘さんが掃いている。モッルランドおこずかい計画は順調そうだ。

「ただいま。頑張ってるね」

 丞も自然と笑顔になる。

 管理人室おばちゃんにも挨拶して、丞は自分の部屋に戻る。

 制服等全部脱いで、今日の授業の復習をする。

 十八時になったので食堂で夕食を食べにいく。

 そのままドアを開けそうになって、あわてて服を着る。

 裸族もなかなか大変だ。

 今日はおかずがポークチャップだった。

 好物だったのでご飯をおかわりした。一杯目もてんこ盛りだったのに。

 そんな食べ方をするから痩せないと家族には言われるが、好物なのだから仕方ないのだ。

 自販機で飲み物を買って、部屋に戻ってシャワーを浴びる。

 買ってきたノンカロリーコーラを飲みながら、取り貯めた番組を見ようとすると、録画容量一杯で録れてない番組があった。

「失敗した。いらないの消しとけば良かった」

 このごろ、フぃみョンにかかりっきりで、録画容量をチェックしていなかった。

 録画されて無い番組を考えて、ガッカリしながら、時間短縮で録画番組を見ていく。

 見終わった番組を消して、録画容量が予約に足りているか確認する。

「これでしばらくはオーケーかな」

 二十三時を過ぎたので明日の準備をしてベッドに入る。


『何時に起きますか?』シープが聞いてくる。

「五時半・・・」

『元気無いですね?お疲れですか?』

「好きな番組が録画出来てなかった。古いケータイだから見逃し配信とか見れないんだよ」

『フぃみョンで見れますよ』

「本当!」

 丞の顔が明るくなる。

『はい。ポイントさえあれば』

「あー。ポイント」丞の盛り上がった気分が沈んでいく。

『大体5ポイントで多くて100ポイントですよ』

「そうなんだ。良かった」

『ではフぃみョンに移動します』

 シープが短い腕を振る。


 丞はサーキットの観覧席に座っていた。

「黄色の車は筋がいい。ターボの使いどころがわかってきたな。今日は相手によるが初級を突破できそうだ」

 鬼っぽい人が今日も解説している。植物っぽい人も後ろにいる。違うのは隣で月子さんが頷いてる所だ。

 オーバーオール姿だが、昨日と色が違う。

 毎日着替えるのが女の子っぽいなと、丞は初期設定して以来変更していない自分の服を見下ろす。

「月子さん。きてたんだ」解説の邪魔をしないようにヒソヒソ声で話しかける。

「うん。凄く参考になる」

「そうなんだ。すぐまたレースに出るの?」

「今日は解説を聞いて研究して練習」

 月子さんはきちんと準備して初級突破を目指すようだ。

「そうなんだ。頑張って」

 丞は月子さんに挨拶してサーキットを出る。

 

『見逃した番組を見ますか?』

 シープが聞いてくる。

「見るのに期限ある?」

『無いです』

「なら、また今度にする。全たちを招待する前にポイントを貯めたい。何のゲームがいいかな?」

『ポイントを貯めたいなら格闘ゲームか月末迷宮はいかがでしょうか?』

「格闘ゲームはこの前、遊んだやつ?」

『はい。丞様は星なしランクの試合が後七試合残っています。サポート無しで全勝すれば10500ポイント貰えます』

「でも、サポート無しじゃなかなか勝てなかったよね」

『そうですね。実力を合わせて組合せを決めているので、勝率は半分です』

「実力ってどう決めてるの?」

『フェノムマシンから送られる肉体的データの総合力です』

「ああ、フぃみョンインストールの時の」

『はい、フェムトマシンはフぃみョン使用で丞様に悪影響がないか、チェックしています』

「フェムトマシンで怪我が治ったりはしないんだ?」

 ナノマシンで怪我が治るアニメか小説があったなと思い出して、丞は聞いてみる。

『治りますがフぃみョンと地球では基準のずれがあります』

「ずれ?」

『はい。フぃみョン基準で健康は、フぃみョンが起動できる状態です』

「それってどういう事?」

『ベッドに寝たきりでもフぃみョン的には健康になります』

「何でそんな基準なの・・・」

『現実の肉体を生命維持装置に接続して、一生のほとんどをフぃみョンで過ごす種族が結構いるからです』

「なるほど。あんまり現実の肉体を重視しない種族が結構いるんだ」

『そうです』

「怪我は絶対に治らないの?」

『ポイント使用で治せます。地球の医療費が基準なので結構かかります』

「起きた後は怪我しないように気をつけるよ」

 丞はため息をついた。会話が途切れる。

「なんの話しだったっけ」

『ポイントの貯められるゲームの話しです』

「そうだった。格闘以外のゲームってなんだっけ?」

『月末迷宮です。月末にいろいろ請求されて、支払い出来なくなったトレジャーハンターが、お金を稼ぐため迷宮に潜るゲームです』

「なんか設定が生々しいけど、ポイントは稼げそう。月末迷宮にするよ」

『分かりました。ゲーム会場はあちらになります』

 うっかり、小説を読もうの閲覧履歴を消してしまいました。

 半分ぐらいしか思い出せない・・・

 さらに、自分の書いている小説のタイトルも・・・

 フぃみョンで検索に引っ掛かりました。

 自分の書いている小説が検索出来る事にびっくりです。

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