↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
36/743

36 発言に注意

 投稿時間が安定しません。

 皆さまはどのような感じで、読んでくれているのでしょうか。

 一応、通勤や通学に間に合うよう早目の時間に投稿を心がけています。

 では、36話目楽しんで頂けたら幸いです。

「あー、よく寝た」

 目を覚ました丞は、伸びをしながらフぃみョンの出来事を思い出した。

 令和異世界会会員全員が子機を希望し、それについてちゃんと説明出来た。


「よし」

 一人呟いて丞は学校にいく準備を始めた。

 シャワーを浴び、制服を着て食堂に行く。

  

「おはようございます」

 おばちゃんに挨拶して、トレイを取る。

 スクランブルエッグに焼いたベーコンとウインナー、小鉢にサラダ。今日はパンのみ。汁物はコンソメスープ。

 パンを三枚とって一枚目にバター、二枚目に苺ジャム、三枚目にマヨネーズを塗る。一枚目と二枚目を重ねて、三枚目にスクランブルエッグを半分のせる。そんな食べ方をするから痩せないと家族には言われるが、美味しいから仕方ないのだ。

 

 テレビの前に座るといつもの星占いのコーナだ。おひつじ座の運勢は、総合○○○、恋愛○、金運○○○○○ 思いがけない出費に注意。

 次は天気予報です。

 お天気おねーさんが、ゆるキャラと一緒に各地の天気をつたえてくれる。今日は一日晴れか曇り。

 食べ終わって食器をかたずけ「ご馳走様」とおばちゃんにいって丞は部屋に戻った。


 カバンを持って部屋を出る。


「あれ?食堂に鞄を持っていけば戻る必要無いかな?」

 社宅で暮らしていた頃の習慣が残っていたがよく考えれば、一回部屋に戻る必要が無い。

 明日からそうしようと考えながら、管理人室のおっちゃんに挨拶して、丞は学校に向かった。    

 途中コンビニで、昼飯用の弁当とクリームパンを買って、教室に入った。


「おはよう」

 卯上の三人に挨拶する。


「おはよう。起きるまで一緒にいたから変な感じだね」

 白次がノートに何か書きながら丞に言ってくる。


「起きるまで一緒ってなんかヤベーな」

 黒次がからかってくる。


「そう言う意味じゃないよ!」

「変な事言わないでよ!」

 白次と丞はすぐ否定する。言われてみれば、聞きようによっては危ない発言だった。


「大丈夫。私も一緒」

 月子さんが男子三人に言ってくる。


「いや、何も大丈夫じゃないよ」

 丞は顔をちょっと赤くしながら答える。


「何が大丈夫じゃないの?」

 月子さんが首を傾げながら丞をさらに追い込んでくる。

 黒次と白次はにやけている。


「い、いや普通起きるまで一緒って言ったら、同じベッドで寝たように受け取られるんじゃないかな。もちろん、今回はそんな意味じゃないけど」

 丞の説明で月子さんの顔が真っ赤になった。ガバッと机に伏せて顔をかくす。


「・・・ヘンタイ・・・オシオキ・・・」

 何か不穏な事を呟いている。


「おはよう。月子さんどうしたの?」

 委員長が教室に入って来た。

 月子さんが委員長に説明する。


「それは不用意な発言だったわね。誤解されないように気を付けましょう」

 委員長が教科書を鞄から机に入れながら注意してくる。


「うん、気をつけるよ。異世界会員じゃなかったら誤解を解くのも一苦労だよね」

 白次が反省している。


「あの後、みんな何した?」

 白次がさらに聞いてくる。

 月子さんが何か言う前に話題を変えるようだ。


「俺はステータスを見ていたな。ステータスオープン。でも名前と丞の子機ってのとポイントしか出ないのな。んでステータスの測定するのにはポイントがいるンだってよ」

 ポイントがいる、いらないの区別がよくわからないと黒次がぼやく。


「僕はロボットの作製ゲームを見に行った。既存の部品を組み合わせて作るやつね。でもやっぱり最後は戦うんだよね」

 やっぱり戦う以外に使い道がと白次は自分の考えに沈んでいく。


「おはよう。なんの話し?」

 虎城君が異世界会員に聞いてくる。


「フぃみョンで別れた後何してたか話してるんだ」

「僕は、試合を見に行ったよ」

「野球の?」

「もちろん。地球人以外でも野球する人いるんだね。独自ルールがあって面白かったよ。最後まで見れなかったけど、シープが結果を記憶に書き込んでくれたからフぃみョンに行ったら思い出すよ」

「野球以外の事をしてみるんじゃないの?」

 丞が突っ込むと虎城君は笑ってごまかした。


「私はレース。勝てなかった」

 月子さんは残念そうに報告する。


「ああ、見てたよ。初級レースは最後にターボを使うといいんだって」

 丞は受け売りの知識を披露した。


「誰に聞いたの?」

 月子さんが食いついた。


「鬼っぽい人が解説してた。レースをずっと見てるんだって」

「私も解説聞きたい」

「有名人みたいだからいけば分かるよ。解説は一人言だから話しかけ無いでって」

 丞は忘れずに注意事項も伝える。


「私は美術館に行ったわ」

 委員長は楽しそうに報告する。

「この前と同じ所?」

 月子さんは美術館にも興味があるようだ。


「そう、自分で作品を作れる部屋があるのよ」

「絵画とか陶芸?」

「ごめんなさい。覚えてないの。将来デジタルアートを作りたいからフぃみョンの芸術作品とか、風景を記憶ブロックしてるのよ」


「それなら、あんまりそっち方面の話しはシネーほうがいいな」

 黒次が気をきかす。

「そうしてくれると助かるわ」

 委員長が異世界会員、みんなに言う。


「他に何か気をつける事ある?」

 丞が聞くとみんな考える。


「僕も野球でズルしたくないから、そっち方面の詳しい話は避けてほしいな」

 虎城君が控え目に言ってくる。


「フぃみョンで野球見るのは今のところ虎城君だけだよ。気をつけるけど」

 丞が突っ込む。

「えーと、他にないよね。フぃみョンから、地球に影響する知識は持ち出せないしね」

 考えた末に白次が答る。


「そーだな、もともと持ち出すつもりもネーしな」

「シープの作り方分からないし」

 黒次も月子さんも特に気を付けて欲しい事は無さそうだ。


 あれこれ話していると、先生が入ってきてホームルームが始まった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。