20 緑の紙と金の神
ジョンさんに丞は、お願い事をします。
丞の願いはかなうのか
それでは20話目、楽しんで頂けたら幸いです。
今日のジョンさんは変な格好だ。
金髪ぽい羊の毛のあっちこっちに、青い葉っぱが刺さっている。
哀スペード京都東のTシャツ、銀色の丸いスカート。
腰にはやっぱり先の丸いおもちゃっぽい銃。
シュートブーツの先はとんがっていて、テニスボールぐらいの玉がついてクルクル回っている。
どうみてもなんともいえない。
「オマタセ」
「いえ、あんまり待ってないです」
「オマタセ ヘンジ イマキタ トコロ チガウ?」
「そう答える時もあります」
『ニホンゴ ムズカシイ』
ジョンさんが、空いてる椅子に座る。
『ソウダン ナンデスカ』
丞は最初から話した。
居眠りして十人を巻き込んだ事。
そのうち、五人が令和異世界会を作った事。
他人の人生を変えそうになって謝った事。
「それで、出来ればフぃみョンの子機がほしいんです。ポイントは借金させてください」
丞はジョンさんの目をみて頼んだ。
「コキ? ホンタイ アゲルヨ ワタシ ポイント タクサン アル ゴコ スグ ツクレル」
「いえ、フぃみョンって携帯用でも百万ポイントするじゃないですか。子機だって五万ポイントもするし、とても貰えません。最初に頂いたフぃみョンのポイントも払います」
「5ヒャクマン ポイント スグ カセゲル」
ジョンさんはお金持ち、いやポイント持ちだったのか。丞はジョンさんの資金力に圧倒される。
「いやさすがに貰えません。ポイントを稼いで返します」
真面目な顔で丞は宣言する。
「チキュウジン ジンセイ オキル アト フぃみョン ゲーム ワラテ アソンデ ホシイ」
困った顔でジョンさんが言ってくる。
「タスク フぃみョン チユウコ 5ジュウマン ポイント デ イイ コキ モ ヒトツ 2マン5セン ポイント カエス イツデモ イイ カエサ ナイ モ イイ エンロ シナイ」
ジョンさんが笑って、言ってくる。
「ありがとうございます」
丞も笑って答える。
「コキ イクツ ホシイ」
「七個お願いします」
「ワカタ タスク フぃみョン二 イレトク」
丞はふーっと息を吐いた。
これで、虎城君もフぃみョンに連れてこれる。
「ソウダン オワリ? タスク ジカン アル? オハナシ シヨカ」
ジョンさんは自分とゲームについて、軽く話してくれた。
地球の人ではないこと。
いろんな星の観光の紹介をしてること。
紹介を使った人からポイントを貰うが、多くて使いきれないこと。
丞に会ったのは、取材の帰りであったこと。
地球はものすごく変な星で、人気があること。
丞のフルサポートはゲームした事のある地球人は、殆ど使えること。
テレビゲームしている星は、あまりなく宇宙人の中では珍しいこと。
他の星の人も遊んでいるゲームで、一番実力をだせるサポートを使えること。
「ダカラ エンロ イラナイ」
途中、テーブルから出した緑色の紙を食べながらジョンさんは言った。
「タベル?」
丞が紙を見てるとジョンさんが、言ってきた。
目がいたずらっ子みたいにキラキラしてる。
「い、いただきます」
丞は紙の端をかじった。
海苔みたいなものかと思ったら、口の中で膨らんだ。
しゃきしゃきとした歯ごたえで、レタスとりんごと大根の味がする。
「フクラム カラ オドロ イタ?」
「はい、ビックリしました」
丞が紙を食べ終わると、ハナ提灯が割れてシープが起きた。
『丞様、起床時間です』
「マタ コマタラ レンラク スル イイ?」
「はい、ありがとうございました」
丞はベッドで目を覚ました。
制服のポケットからフぃみョンを出すと、中に小さい光の玉が七つ見えた。




