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指令3「本官は兵達及び華雄と戦います!」

なかなか認証コードが送られませんでしたので予定通りに投稿できずすいませんでした。

未来世界にて脱獄したシン・アラサキを追ったサイバーポリスの北郷一刀は相棒のドッグと共にタイムホールへ突っ込んだ結果、未来世界とは別の世界へと来てしまう。


そこで一刀は賊に襲われていた少女・董卓と出会い、賊から救った後、パトカーで街まで送ることになった。


一方、洛陽と呼ばれる大きな街の入り口にて


?「いい皆、絶対に月(ゆえ)を見つけ出すのよ!」


メガネをかけた緑色の髪の女の子が大勢の人達を仕切っていた。


?「見つけるまで帰ってきちゃダメなんだからね!」


無茶なことを言う女の子に対し


?「詠(えい)、そんなん心配しすぎとちゃうん?」


胸にサラシを巻いた女の子が注意した。


?「月かて子供やないんやから一人きりでも大丈夫やろ」


サラシの女の子は楽天的な性格であったが


詠「甘いわよ霞(しあ)! この戦乱のなか、何が起こるかわからないんだからね! あぁっ、きっと月は今頃ボクの名前を呼びながら泣き叫んでいるに違いない!」


詠は普段は真面目なのだが親友である月に対しては心配しすぎなのも玉に瑕(きず)である。


霞「アホくさ、猫(まお)、お前も何か言うたらんかい」


霞は同意を求めるべく隣にいる猫という銀髪の女の子に言うが


猫「何を言っているのだ霞! 我らが主君が行方不明なのだぞ! 部下ならばもっと心配しろ!」


同意を求める相手を間違えてしまった。


霞「(アカン!? そういやこいつも月のことが大事やったな)」


猫「あぁ董卓様、きっと今頃私が側にいなくて寂しがり、名前を呼んでいるに違いない!」


猫がそう言うと


詠「何を言ってるの! 月はボクの名前を呼んでいるに決まってるでしょ!」


猫「いいや、私の名前だ!」


霞「もう勝手にせいや」


大勢の人達を無視し、争う二人に呆れる霞


霞「(こんな目に遭うんやったらウチも恋達と共に警邏に行くべきやったな)」


霞がそう思ったその時


ブロローーッ!!


霞「何や? 何の音や?」


聞き慣れない音が鳴り響くと


ゴオォォーーッ!!


砂煙を立てながら何かがこちらに向かっていた。


霞「何や!? 一体何が向かってくるんや!?」


霞が驚くなか、近づくにつれて砂煙が消えていき、向かってくるものの全貌が見えてきたのだが


バァンッ!


向かってきたのはパトカーであった。


猫「何だあれは? 鶏冠(とさか)のついた鉄のパンダか?」


霞「あんなパンダがおるかい!」


※昔、イギリスではパトカーは白と黒の車体の色からパンダカーと言われてました。


詠「あーもうっ! 月がいないって時に限って何でこんなおかしなことが起きるのよ!」


すると


キキィッ!


パトカーが詠達の前で止まった。


詠「何する気よ!? やる気っ!」


パトカーに対して詠が構えると


ガチャッ!


パトカーの扉が開き


董卓「詠ちゃん!」


中から董卓が出てきた。


詠「月っ!? もうっ! 心配かけさせないでよね」


董卓「ごめんね詠ちゃん!」


感動の再会に抱き合う董卓と詠


猫「と┅董卓様が鶏冠のついた鉄のパンダの腹から出てきた!?」


霞「せやからあれはパンダやないって言うてるやろ!」


猫に霞が突っ込むと


ガチャッ!


一刀「どうやら送り届けたようだな」


『やれやれだぜ』


パトカーの反対側の扉から一刀とドッグが現れ


ピッ!


サイバーライセンスを操作し


フッ!


パトカーを消してしまった。


猫「見ろ霞、鶏冠のついた鉄のパン┅」


霞「もうええわいっ!」


もはや突っ込む気力もない霞


詠「月、誰よこいつ?」


董卓「詠ちゃん、この人は┅」


董卓が詠に一刀を紹介しようとしたその時だった。


一刀「自分はサイバーポリス・フランチェスカ支部所属の北郷警部です。お宅の董卓 月(ゆえ)さんを送り届けに来ました!」


と一刀は言ってしまった。


一刀「(先程から聞いていると董卓さんの下の名は月(ゆえ)らしいな)」


一刀は董卓 月という名前だと思っていた。


それはまだいいのだが┅


その直後


詠「え┅衛兵! この男を殺しなさい!!」


兵士達「「「ハッ!」」」


いきなり兵士達が一刀目掛けて襲いかかってきた。


一刀「な┅何だ!?」


『この街じゃ恩人に刃を向けるのかよ!?』


驚く二人に対し


詠「恩人? あんたのような真名(まな)を勝手に言うような奴なんて死んでしまえばいいのよ!」


詠は一刀達を指差しながらそう言った。


一刀「真名?」


『マナーに気を付けろってか?』


詠「うるさいっ! とにかく衛兵達、そいつを八つ裂きにしちゃいなさい!」


兵士達「「「ハッ!」」」


兵士達は武器を構え一刀達に向かっていった。


真名


それはこの世界における神聖な名であり、家族等の親兄弟、臣下等の仲間や友達等にのみ教える名であり、もし本人の許可無く言ってしまえば首を切られても文句が言えないのだ。


月「え┅詠ちゃん、待って┅!?」


詠「月は黙ってて! あんな不届き者は成敗してあげるんだから!」


止めようとする月であったが詠は聞く耳を持たなかった。


そんななか


霞「おい猫、お前は行かへんのか?」


霞はともかく脳筋である猫が兵士達と共に一刀に向かわなかったことに霞が疑問を持つと


猫「フッ、あんな弱そうな男ごときに私が出る幕ではない。兵士達で十ぶ┅」


と、その時!


兵士「うわぁーっ!?」


猫「えっ┅?」


ドシャッ!


突然猫の顔に兵士が投げ出された。


霞「何や!? 一体何が┅!?」


兵士が投げ飛ばされてきた方を見てみると


一刀「ハァッ! ハァッ!!」


ブンブンッ!!


『いいぞ相棒!』


何と!? そこには向かってくる兵士達を柔道で投げ飛ばす一刀がいた。


現実の日本では警察官は警察学校に入校した後に柔道か剣道のどちらかの段位を取らなければならないという決まりがある。


それは未来でも同じであり、一刀は剣道はかなりのもので柔道はそこそこだが相手は兵士とはいえ柔道の素人なため軽く投げ飛ばせるのだ。


一刀「これは正当防衛だから大丈夫だよな?」


あまりやりすぎると過剰防衛になります。


そして偶然とはいえ顔面に兵士を投げつけられた猫は


猫「おのれ! よくもやってくれたな!」


バッ!


斧を手にし、一刀に向かっていき


猫「くたばれーっ!」


ブォンッ!


一刀目掛けて斧を振るうが


一刀「おわっと!?」


サッ!


猫「なにっ!?」


一刀は猫の一撃を避けると


ガシッ!


猫の腕を掴み


一刀「せいやぁーっ!!」


ドォンッ!!


猫「がはぁっ!?」


そのまま一本背負いで投げ飛ばしてしまった。


霞「ほえ~!? あいつ、なかなかやるやないか」


霞がそう思っていると


詠「何言ってるの! 霞もさっさと行きなさい!」


詠は霞に命令するが


月「待って詠ちゃん、一刀さんは┅!?」


『きっと真名のことを知らないんだよ』と月が続けて言おうとしたその時


霞「おもろいやないか、なら次はウチと戦ってもらおうか」


霞が月の言葉を遮(さえぎ)り、一刀の相手をすると言い出したのだった。


一刀「一体何が起きてるんだ!?」


『さぁな』


一刀的には理由無く襲われて大変であった。


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