指令4「サイバーポリスVS神速の張遼」
未来世界の刑務所から脱獄したシン・アラサキを追って別の世界へとやって来たサイバーポリス所属の一刀と相棒のドッグ
そこで彼は暴漢に襲われていた少女・月を救出し、街に送り届けるも送り届けた先で知らずに月の真名を口に出したことで詠の命により兵達に襲われてしまう。
だが、持ち前の運動能力で襲ってきた兵達を返り討ちにし、武将である猫までも倒した一刀に興味を持った霞は自分が戦うと言い出したのだった。
それから少しして
霞「ここならえぇやろ」
一行は街の入り口から城の鍛練場に移動していた。
理由はこれ以上街の入り口で戦うと住民に被害が出るからだ。
一刀「なぁ、理由はわからないが戦う必要なんてないだろう。俺が悪いなら謝るからさ┅」
と一刀は霞に言うが
霞「アカンッ! 許してほしけりゃウチに勝たんかい!」
と一蹴された。
月「あのぅ霞さん┅」
この場を抑えるべく行動しようとする月であったが
詠「無駄だよ月」
月「詠ちゃん!?」
詠に止められてしまった。
詠「自分でこうしといて何だけど今の霞は興奮してボク達の話なんて聞いてくれないよ」
興奮すると霞は人の話を聞かなかったりする。
更に霞に追い討ちをかけるべく
猫「張遼! 私の仇を取ってくれ!」
霞「おうっ、任しとき!」
猫の応援が霞にかけられた。
そして
霞「ほな┅」
霞は得物である飛龍偃月刀を手に取ると
霞「いくでっ!」
シュバッ!
一刀目掛けて襲いかかってきた。
一刀「わっ!?」
何とか一撃を避ける一刀であったが
霞「うらうらうらぁーっ!」
シュシュシュッ!!
続けざまに霞は突きの連打を繰り出してきた。
一刀「(この武器は薙刀ではなく偃月刀か、しかし物凄い早さで繰り出してくるな!?)」
薙刀と偃月刀
どちらも刃先に刃を持ち、槍のように長い武器であるが形状や用途によって分けられ、特に偃月刀は突くより切り裂くを重視しているため重いので実戦向きの武器ではないとされる。
霞「ほらほら! ボケッとしとると死ぬでわれ!」
一刀が霞の速度に苦戦するなか
一刀「(武器を持っているとはいえ俺が飛び道具を使うわけにはいかない。だったら!)」
シュッ!!
霞「なっ!?」
何かを考えた一刀は霞の隙をついて接近し
ガシッ!
霞のサラシを掴むと
一刀「体術しかないよな!」
ブォンッ!
そのまま投げ飛ばそうとしたのだが
霞「投げられるかいっ!」
その時に霞が投げられまいと踏ん張ったのと、一刀が掴んだのが布製のサラシなこともあり
ブチブッチーンッ!
サラシが千切れ
一刀「うわっ!?」
掴むものが無くなった一刀が倒れてしまった。
一刀「いててっ、一体何が┅? んっ? これはまさか┅!?」
そして一刀は千切れたサラシを握っているのを確認し、霞の方を見ると
霞「こ┅こっち見んなド阿呆!」
バァンッ!
そこにはサラシが千切れたせいで腕で胸を隠す霞がいた。
兵達「「「うおぉーーっ!!」」」
月「へぅっ!?」
詠「なぁっ!?」
猫「ハハハッ! 張遼よ、何と無様な姿だな!」
董卓軍の皆が反応するなか
一刀「す┅すまない!? 俺もわざとやったわけでは!?」
霞を半裸にしてしまったことを謝る一刀であったが
その時!
ズキズッキィーンッ!!
一刀「あぁーっ!?」
強烈な頭痛が一刀に襲いかかった。
月「一刀さん、どうしたんですか!?」
『あちゃ~、一刀の癖が発動したか』
一刀は今までの人生において悪事をしたことがなく、猫ババはおろかポイ捨てや信号無視すらしたことがない。
そのため一刀の体は悪いことをすると頭痛が発生する体質になってしまったのだ。
霞「何やようわからんけど」
ギュッ!
霞は肩にかけてあるマントで胸を隠すと
霞「今のうちに攻めさせてもらうで!」
ブォンッ!
頭痛で動けない一刀目掛けて偃月刀を繰り出した。
月「一刀さん!?」
だが、その時!
ガキィンッ!
霞「なっ!?」
一刀「け┅警棒ロッド!?」
一刀はとっさに取り出した警棒で霞の攻撃を受け止めた。
警棒ロッド
サイバーポリスの持つ特殊警棒であり、現実の特殊警棒と同じく縮ませることが可能。だが他にも機能があり
霞「こんな棒切れが何やっちゅうねん! へし折ったる!」
ぐぐっ!!
警棒を折ろうと力を込める霞
一刀「いたたっ┅!?」
頭痛に苦しみながらも耐える一刀であったが
カチッ!
一刀「あっ!?」
警棒ロッドについてあるスイッチを押した瞬間
ビビビーーッ!!
霞「なあぁーーっ!?」
霞の体に電流が流れた。
この警棒ロッドは暴徒鎮圧用としてスイッチ一つでスタンガン並みの電流が流れる仕組みになっているのだ。
霞「かはっ!?」
ばたんっ!
一刀「大丈夫か!?」
電流を食らい倒れる霞
霞「な┅なかなかやるやないか!?」
一刀「すまない。電流まで流すつもりはなかったんだが!?」
一刀としては受け止めるだけであったが偶然スイッチを押してしまった。
月「ほっ、一刀さんが何もなくてよかったです」
とにかく、これで一安心する月であったが
その時
?「な┅何なのですかこれは!?」
誰かの声が響き渡ると
バァンッ!
そこには小柄な黄緑色の髪をした少女と
赤毛でアホ毛が二本立っている無邪気そうな女の子がいた。
月「恋さん、ねねちゃん!」
彼女達は呂布(真名は恋)と陳宮(真名は音々音・通称ねね)であり董卓軍の武将と軍師である。
ねね「ねねが恋殿と一緒に街の警邏を終えて戻ってみれば知らない奴が霞と戦い、更に霞が負けるだなんて何があったのですか!?」
月「えぇと、話せば長くなるんですが┅」
月が事情を話そうとしたその時
じぃ~っ┅
一刀「な┅何かな!?」
恋が一刀をじぃ~っと見つめると
恋「┅お前、恋と戦う!」
一刀「えっ!?」
突然そんなことを言い出したのだった。




