15.戦闘
黒闇の世界を私と、春瀬愛菜ちゃん、そしておぶられた眠っている少女⋯桃里百合花ちゃんと歩いていた。
その時。
「⋯!【拡散の呪文】」
幾つかの炎弾が飛ばされ、私がそれを防いだ。
「あら、位置がバレちゃったみたいね。」
「貴様ら、その少女を置いて去れ、さもなければ殺す。」
4人か、勝てるな。
「えぇ、自分の命は惜しいものね。【恒星の輝き】」
この魔術はクトゥルフ系列のものなのに特異的な、存在しない魔術。
この呪文を唱えた瞬間4人を飲み込む炎が上がり、爆発する。そして後には焦げ跡が残る。死体は消え去った。
「凄まじい威力ですね、ですが音が巨大です、逃げましょう。」
「必要無いわ、【移動門の設置】」
いわゆる門の創造だ。
「さぁ、行きましょう。」
「わぁー!おねーさん!だっこしてー!」
「おねーさん、そのひとだれ?」
「あたらしいおともだち?」
「あぁ、こらこら、司祭様を困らせてはいけませんよ⋯すみません司祭様」
「えぇ、良いのですよ。ご紹介致します。彼女は春瀬愛菜大司教。用事を片付けてわざわざ教会へお越しくださいましたの。この少女は彼女の善行の証
彼女が救った少女なの。」
「そうでしたか⋯大司教様の善行と、その素晴らしき人格に祈りを捧げます。」
「おや、敬虔たる信徒に私も祈りを捧げましょう。」
ふふ、流石ね。ロールプレイはとってもお上手。
「さぁ大司教様、孤児院へご案内致します。」
「よろしくお願いします」




