14.半年の月日
あれから半年たった。
この世界の1日は現実の1日に他ならないからね!
そして僕はネクロノミコンを読み込みいくつかの魔術を習得した。
【衝撃の魔術】
【保護の魔術】
【障壁の魔術】
この3つだ。まぁ直で言えばヨグソトースの拳、肉体の保護、ナークティトの障壁だ。
そして子猫捜索や浮気調査などしながら探偵業を嗜んで居た時。
とある依頼が舞い込んできた。
ピンポーン
そうチャイムが鳴り響く。
「春瀬ちゃん、出て来てくれる?」
「構いませんよ。はーい!」
「どういたしましたか?」
「あっあの!」
ドアを開けると目の前には白髪に赤い目の少女が声を張り上げて居ました。
「どうしましたか?あぁいや、1度お上がりください」
「まって!私を助けて!!」
「…取り敢えずお上がりください。」
「ん、座りな。」
白髪に赤い目の少女⋯魔術媒体か依代か?
「あっあの、私、助けて欲しくて、」
「落ち着いて状況を説明しな。」
「はっはい、事の始まりは数ヶ月前に遡るんですけど⋯私は誘拐されたんです、たしか3ヶ月前だったと思います、けど時計が無いのでよくわからなくて⋯」
なるほど。
「それで?」
「それで、起きた時に大人の人達が、お医者さん?みたいな人囲んで、よりしろはどうだ、とか⋯言ってて。わけがわからなくて。それで、怖くて⋯けど、同じように誘拐されたりんかちゃんって子が、私達は神様に捧げられて依代になる。魔術を覚えた。あいつらを倒して逃げ出そうってみんなに言って。それで逃げてきたんです⋯りんかちゃんは⋯わかんない⋯けどずっとおわれてるんです!」
「わかった。春瀬、直近の会社とかの問題を全部調べて、1ヶ月以内で。」
「分かりました⋯⋯⋯ありました。儚瑠瀬遺伝子研究所でゲノム復元した生物が逃げ出した、という問題がありますね。」
「テレビは買っておくべきだったね。タワマンにも事務所にも無いから問題を知れなかった。探偵として減点だなぁ。龍雅。」
「龍雅さん買い出しに出かけたのに減点されるんですね。」
「ふへへ、んじゃ取り敢えず名前を教えてくれるかい?」
「あっ⋯百合花です、桃里百合花。」
とうざとゆりか⋯特殊な名前なのはイベントキャラだからか?
「助けて欲しい、護衛依頼だね?宜しい。受けてあげよう。その代わりだ、君にはそいつらの代わりに僕の駒になってもらう。」
「こ、こま⋯ですか?」
「それで、私が呼ばれたのね?」
「そう!名前なんだっけ?」
「互いに教えてないわね。丹獏麗奈。37歳の乙女よ。」
「37歳で乙女ですか?客観視の力がないんですかね、」
「中身が20の癖にセーラー服着てるあんたよりはマシよ。」
「どっちもどっちでしょ。言い合いはやめにしてもらえる?これから金額交渉だから。」
「そうねぇ、1日30万の危険があれば70万の追加金で良いわよ?」
「はぁ⋯交渉成立。護衛役頼んだよ。教会で面倒見てあげな。」
「あ!思い出した。教会に入信した人間が326人でお布施が合計6269万2540円。これは入信者以外に資格を持ってない人物からのも入ってるわ。」
「ん、この前話した通り1人辺り1万円ボーナスプラス。326万円か⋯しゃーない。半年頑張りましたボーナスで抜いていいよ。あと横領しなければ適当に使って。あと護衛金も取っていいよ。」
「はいはい、入信者のうち100人ぐらいが教会で暮らしてるんだけどどうすればいい?あと孤児とかの引き取りも出来るようになってるから32人ぐらい子供がいる。」
「魔術教えて、逃げないようにだけ洗脳しときな。多少なら護衛の役に立つでしょ。」
「そうね、魔術師は子供でも侮れない。生活費はどこ負担?」
「それは出してやりな。財政危機になったら公式でインターネットを通じて発信したら数億ぐらい集まると思う。あとこれ、アーティファクト。MP保持量は165。50億ぐらいは確定ではいるし使えもするから持っときな。」
「お、ラッキー。指輪型はずっとつけてられるから良いわね。あぁあと依頼があって、魔力結晶の作り方を探しといて」
「おっけー」
まぁ事務的なやり取りは楽でいいね。
「春瀬、あの子は寝室で休んでるでしょ?」
「はい。外部からの侵入も有りません。」
「なら麗奈と一緒に護衛してやりな。」
「承知しました。」
「それじゃあアリス坊ちゃん。有難うね?貰ってるわ。」
「はぁ、教えてないのに⋯麗奈、保護対象の傷は言及だからね。」
「はいはい、分かったわよ。ばーいばい。」




