11.対モルディギアン戦線観測局2
「さて、やるよ?ほい、ほい。」
僕はほんの一瞬、空間を解除して直ぐに春瀬の精神を真空空間に送り込む。
「う⋯こう言う気持ちか。〈時空間移動〉」
そしてモルディギアンを持って侵入する。これによって春瀬は安全地帯から攻撃が出来る。
『HP、13消費。MP変換。65ですか。十分です。〈陰陽術〉【炎】』
彼女の式神が叫び、動こうとするモルディギアンを囲い、燃え上がる。
そしてモルディギアンを縛る。
『さぁ、入りなさい。』
そして彼女が壺を差し出す。そこに式神がモルディギアンを押し込んだ。
『封印ッ!!』
更に蓋を占め、そこから御札を張ることで何とかなったようだ。
「神話局にバレる前に帰るよ。これから集まってくる喰種やらゾンビやら深きものどもは任せよう」
『はい⋯けど⋯HP3なんで⋯助けて⋯』
「はいはい」
家に帰ると龍雅は寝ていた。
「それで、それはどんな状況?」
「まだ従えておりません、調伏する事で式神に出来ます。ですが調伏はあっちの意思で何時かしてくれるのでこのまま気長に待ちましょう。私が死んだら神を封じ込められる私の力レベルの存在じゃないと封印を解けないのでこいつも私が危険になると勝手に調伏されてくれますよ。」
「なら良いよ、閉まっときなね。」
「はーい。」
「それじゃあおやすみ。僕も寝るよ。」
「おやすみなさい。」
「へぇ?この子、なかなかね。」
鉄塔の頂上に立つ美女が、ネズミに付けていた視覚共有の魔術を切る。
「プレイヤーでしょうね、この2人の子供は。モルディギアンをずっと見張ってたけど、意味無くなっちゃっわ?さてさて、どう行動すべきかしら。まぁいいわ。私は無所属だからね、好きに行動しましょ⋯」
そう言いながら影が彼女を包み込み、彼女はその場から消え去った。




