81.グレイシア領を目指して
暑いですね。
カレンダーをめくって「あ、もう8月なのか」と実感した今日この頃です。
読者の皆様はいかがお過ごしでしょうか?
私は絶賛夏バテ中です。
おかげさまで投稿がかな~~~~~~~~り遅くなってしまい申し訳ありません。
どうやら私暑さにかなり弱いようですね。今から冬が待ち遠しいです。
そういえばなんですが、もう少しでゲームクリエイターも1周年を迎えます。
初めての投稿が9/9なんですよね。時が経つのは早いです。
ここまで頑張ってこられたのも、ひとえに読者の皆様の応援あってこそです。
今見返してみると、1年前と比べて文章の書き方が少し変わったような気がします。
少し成長したような気がしなくもなくもないような……
多分この辺りのことは読んでいただいている読者様の方が私より感じているのではないでしょうか?
今後も精進していきますので、表現がおかしい点等ありましたら感想等で教えていただけるとありがたいです。
前置きが長くなりましたが、ごゆっくり本編をお楽しみください。
ご飯を食べ終えて、私たちはギルドの人に教えられた集合場所、門の外へと向かった。
外に出ると、いかにも商人といった風貌の男の人が、馬車を何台か連れているのが見えた。
「あの人かな?」
「恐らくそうでしょう。他に荷物を運びそうな馬車団を率いている人はいませんし」
ドロテアちゃんのお墨付き(?)をもらった私は、馬車を連れている人に話しかけようと近づく。
……王都での一件で見知らぬ人には警戒心MAXで近づくようになっちゃったけどしょうがないよね。
「えっと……すみません」
「はい、どうかされましたか?」
私は懐からペンダントを取り出して、会話を続ける。
「その、グレイシア領までの護衛依頼を受けた者なんですけど、あなたが依頼者ですか……?」
男の人は少し驚いたような顔を浮かべた後、笑顔で頷く。
「はい、その通りです。依頼を引き受けてくださりありがとうございます」
さわやかな雰囲気を感じる声。どうやら間違いないらしい。
「ギルドにあったように、依頼は『グレイシア領までの護衛』です。他にそちらから要求等はありますか?」
「えっと、私の連れも同行させてほしいです」
そう言いながら私はアッシュ君とドロテアちゃんを指す。
「それは構いませんが……あなた方はパーティを組んでいるのでは?」
「いずれ組むつもりなんですけど……まだ登録が済んでなくて」
私は簡単に状況を説明する。
こういう説明はちゃんとしておいた方がいいよね。後でごたごたするのは大変だろうし。
「なるほどそういうことでしたか」
「はい。なので依頼料はあまり弾まなくて結構です」
「わかりました。ではグレイシア領に到着次第報酬を支払わせていただきます」
大まかな取り決めを決め終え、ようやく出発用意が整った。
いやはや……ほんとに濃い滞在期間だったなぁ……
もう少し胃にやさしい生活がしたいよ……
そんなことを考えながら、私たちは護衛用の馬車に乗り込む。
今回この依頼を受けたのは私だけだから広々とした馬車の中でのんびりできる。
……何事もなければ、だけど。
商人さんは荷馬車の先頭に座る。
荷馬車は計3台。私たちが乗る護衛用の馬車は最後尾を進む。
道中で魔物とかに襲われたりすると、商人さんが鐘を鳴らすという手はずになっている。
そうなったら私の出番ってわけ。
そうこうしている間に、馬車がゆっくりと動き出す。
アッシュ君は3度目なのでさすがに慣れているみたいだけど、ドロテアちゃんは乗ったことがないのか、しきりに周りをきょろきょろしている。
楽しそうで何よりだ。
あんなに大きかった王都が、20分くらい経つとと手のひらに乗りそうなくらい小さく見える。
……時間って時に残酷だ。
辛いときは物凄く長く感じるのに、楽しいときは一瞬で過ぎていく。
ずっと『このまま』が続くはずもない。
いつか、この世界にも、王都と同じように別れを告げるときが来るのだろう。
その時の私は何を思って、どんな気持ちで帰るのかな。
まず、私は帰れるのかな?
もしかしてずっとこの世界で……いやいやさすがに、ね?
ふと、アッシュ君とドロテアちゃんの方を見る。
仲良く、とても楽しそうに話している2人の姿がそこにはあった。
……一つだけ。
一つだけ、絶対にやりたい……ううん、やらなきゃいけないことがある。
たとえ、私がどうなっても。
2人の笑顔だけは、絶対に守る。
……な~んてね。
とりあえずこの辺りで2章、王都躍動編を切りたいと思います。
3章をどうするかは検討中ですが、体調に気を付けつつ楽しく書かせていただくので、これからも応援のほど、よろしくお願いします!
コメント等も待ってます!




