80.ランクアップと護衛依頼
ようやく100,000文字突破……
長かった……ここまでほんとに長かった……
ここまでやって来れたのも、ひとえに読者様のお力あってこそです。本当にありがとうございます!
今後とも体調に気を付けながら精進していきますので、応援よろしくお願いします!
ギルドカードとペンダントを渡して数十分が経った。
……いくら何でもかかりすぎじゃない?
それに、なぜだか知らないけど何やらカウンターの奥の方が騒がしい。
何かあったのかな?
「お待たせいたしました。確認が終わりましたので、ギルドカードとペンダントを返却させていただきます」
ようやくカウンターの奥の方から受付の人が出てきて、私にギルドカードとペンダントを返してくれた。
「ありがとうございま……すっ?!!」
私は返されたギルドカードに書かれているランク表示を見て驚愕した。
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名前:川上夏 クエスト受注状況 2 達成数 1
ランク B
ステータス
体力 A
魔法力 C
力 C
防御力 D
知力 B
魔法防御 B
素早さ B
運 C
※クエスト受注状況はクリア済みの物も含まれる
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ら、ランクB?!
なんで?!渡したときはEランクだったよね?!
ペンダントも確認してみるが、同様にBランクと表示されていた。
「あ、あの、なんで急にBランクになってるんですか?私まだ依頼1つしかやってないと思うんですけど……」
「その件に関しまして、先ほどグレイシア支部に確認を取りました。その際にギルマスから言伝を承っているので、私が代わりにお伝えさせていただきます」
ギルマスが?
……何か嫌な予感がするのは気のせいかな?
「『ギルドに入ったばかりにもかかわらず、襲撃してきたドラゴンを返り討ちにするほどの実力者をEランクのまま留めておくのはあまりにも不憫。よって、会議の結果Bランクへの昇格が決定いたしました』……とのことです」
あまり声を出していないにも関わらず、その声は不思議とギルド中に響き渡ったように聞こえた。
次の瞬間、背後に物凄い圧を感じた。
冷や汗がつうと頬を伝い、私は恐る恐る後ろを振り返る。
「ヒェッ……」
ギルド中のありとあらゆる視線が私に集中していた。
決して比喩なんかじゃない。ありえないくらいの視線という視線が私に突き刺さっている。
「……EランクからBランクへの昇格は前例がほぼないので、少しばかり確認に時間がかかってしまい申し訳ありません。依頼は受注したことになっていますので、本日の正午頃、依頼人と街の外で落ち合ってください」
私は頭をぶんぶんと縦に振り、そそくさとギルドを後にする。
結局のところ私の努力虚しく物凄く目立ってしまった。
次からはもっと目立たないやり方を考えよう……心の底からそう思った。
「ただいま~……」
「あ、ナツお帰り~!どこ行ってたの?」
「おかえりなさいませ」
部屋に帰ると、アッシュ君とドロテアちゃんがお迎えしてくれた。
荷物がほとんど無くなっていることから、2人で仲良く片づけをしながら待っていてくれていたらしい。
「うん、ちょっと冒険者ギルドに行ってきたの。そしたらさぁ……」
私はギルドで起こったことを簡潔に話す。
「…………ってわけで、今日からBランク冒険者になったらしくて……」
と、2人に報告すると、
「まぁナツだしね~」
「ナツ様のことですし当然かと」
と言われた。
あんたらは私のことを何だと思ってるんだ……
少し突っ込みたくなったのをぐっとこらえて、私はこの後の予定を2人と共有する。
「……まぁそういうわけで、お昼を食べたらすぐ出発しよっか。依頼人も待ってるらしいし」
「そうですね」
「賛成!」
方針が決まったところで、私のお腹がキュウと音を立てる。
考えてみれば、今日は朝ごはんも食べずに出かけたのだ。おなかが空くのも無理はないだろう。
「……やっぱり今からお昼にしませんか?私もお腹空きましたし」
「うん、僕もお腹空いた!」
どうやら2人も朝ごはんを食べていないらしい。
それなら、と私は2人を連れ宿を後にする。
なんやかんやあったけど、王都でのことは多分今まで生きてきた中で一番ヘビーだった。
思い出しただけで胃もたれしそう……
……まぁ今はとにかくご飯!
腹が減っては何とやら、だよっ!




