62.王との面会
前回の少女の髪色を、
銀→ピンクがかった銀
に変更します。
銀だとメルと被っちゃうので……
前回の部分は修正済みです。
無事王都アケイオスの中に入ることができた、私、アッシュ君、アリシアさんの3人。
王都というだけあってか人がとても多く、グレイシアの比にならないくらいたくさんのお店や露店が立ち並び、あちこちに人だかりができていた。
「すごい……人がこんなに……」
「アケイオスは周辺各国に比べて平地が多く、産業が急速に発達した国です。そのため各国の商人が商品を求めて集まります。中にはよからぬ者も混ざりますが、その辺りは検問の兵たちが厳しく取り締まっているのでご安心を」
アリシアさんがそんなことを話してくれた。
確かに、検問の時に色々と調べられた。…………けどなんというか穴がありそうな感じがした。
アリシアさんはそう言ってるけど、警戒しておくに越したことはないかな。
私の髪黒だから目立つし、何があるかわからないからね。
「では、まずは王との謁見に参りましょうか」
そういって歩き出すアリシアさん。
私とアッシュ君はアリシアさんに必死についていく。
こんなに人がいると、はぐれてしまったりしたら大変なことになる。
アリシアさんは人混みの中をすり抜けるように進んでいくので、ついていこうとするとどうしても人とぶつかってしまう。
私はアッシュ君の手を引きながらなんとかついていく。
ドンッ!
前方から勢いよく走ってきた人にぶつかり、バランスを崩しそうになる。
とりあえず謝ろうと、先ほど走ってぶつかってきた人の方を向く。
が、そこにぶつかってきた人の姿はなかった。
覚えているのは、特徴的なピンクがかった銀色の長い髪。
それと、腰にすごい長い剣をさしていたこと。
いつか会ったらしっかり謝らないと……
「ナツ!アリシアさん行っちゃう!!急いで!!」
アッシュ君がそう声をかけてくる。
見ると、アリシアさんがちょうど道を曲がるところだった。
「やばっ!アッシュ君、走るよ!」
「わ、分かった!」
私たちは必死にアリシアさんを追いかける。
その姿はまるで、親を追いかける姉弟のようだった。
歩くこと数分。ようやく街の中心であるお城らしき建物にたどり着いた。
話はすでに通っているらしく、アリシアさんに連れられてお城の中に入った。
中は王都というだけあって、かなり高価なものがそろっているように見えた。
床は光が反射するほどピカピカに磨かれていて、相当な手間がかかっていることが伺える。
アリシアさんは中をどんどん進んでいくけど、私とアッシュ君は雰囲気に気圧されてたじたじとしてしまう。
「そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ。アケイオス王は温厚な方なので、ちょっとやそっとの粗相じゃ怒りませんから」
アリシアさんはそう言ってくれるけど、こういった場所が初めてのアッシュ君の耳には入っていないみたい。
私はこういう厳かな雰囲気な場所が初めてってわけではないけど、やっぱり慣れない。
そうこうしているうちに、奥にある大きな扉が見えてきた。
おそらくあそこが謁見の間……王様がいるところだろう。
アリシアさんはなんの躊躇もなく扉を開ける。
いやいや、覚悟決める時間くらい頂戴よ!!
5/9 タイトルつけ忘れてたので修正。危うくお茶吹き出しそうになりました……




