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ゲームクリエイター ~とある少女の冒険譚~  作者: メープル
グレイシア領編
49/94

48.レベルをあげよう!part4

先に動いたのはドラゴンの方だった。

ドラゴンと私達がいるところはおよそ50m離れている。

あいつの攻撃範囲は半径30m。有効射程外だ。

だから、攻撃を当てるためにはどうしても近づいてくる必要がある。


私達は、それを迎え撃つ。

正面から突っ込んでいったところで、蹴散らされてしまうのがオチだ。

なら、相手から来るのを待って、十分に準備した状態で迎え撃つのが一番。


実際、私達にはマーシュさんがかけたバフが積まれている。

かかっているのは、”攻撃力上昇”、”防御力上昇”、”魔法威力上昇”の3つ。

効果はそこまで高くはないけど、あるとないかじゃ大違い!


というか魔法使いってバフもかけられるのか……

いやいや、今はそれどころじゃない!


私がそんなことを考えてるうちに、私達とドラゴンの距離は30mちょいまで縮まっている。

次の瞬間、シンさんとドラさんが動き出した。

シンさんは剣を、ドラさんは両手斧をそれぞれ構えながら、ドラゴンに向かっていく。

ドラゴンはブレスではなく、牙での攻撃で迎え撃つ。


ガキィン


両者の攻撃がぶつかり合い、激しい火花が散る。両者の力は拮抗しているように見えた。

マーシュさんはバフが切れないようにしているため、攻撃ができるのは私だけ。

弓をギリギリまで引き絞り、傷ついている鱗目掛けて放つ。

矢は鱗に吸い込まれるように当たり……


キィン


弾かれた。



鱗に当たったのに弾かれた?!

防御力えげつないって!

私の攻撃力80よ?攻撃力上昇のバフもかかってるのに、それでノーダメってあいつの防御力どうなってるのよ!

……これ私がダメージ与えられるものなくない?


……いや、おそらく当てた角度が悪かったんだな……

斜めに当てちゃったから、戦車みたいに跳弾した……と考えよう!

わざわざ絶望を並べる必要はない!


……あれ?なんか忘れてるような……



……あ、魔法試してない!

シンさんは土魔法使ってって言ってたな……よし!


私は急いで土で矢を作り出す。

さっきの矢は鱗に斜めに当たって弾かれたとして……なるべく鱗に対して垂直に当てれば跳弾しないはず!

垂直に当てられるのは…………ここだ!


私は移動し、ドラゴンの横腹に対して垂直に矢を打ち込めるようにする。

……というか、よくドラゴンの動き止められるなぁ……

2人掛かりとはいえ、かなりキツイはずなのに……


……っと、私は私がすべきことをしなきゃ!

しっかり狙ってぇ……………今っ!


私が放った矢は、鱗に向かって飛んでいき。


ピシッ


傷ついた鱗にヒビを入れた。


------

名前:レッサードラゴン

体力:697/700

------


「ナイスだ!一気に畳み掛けるぞ!!」


今までドラゴンの動きを止めていたシンさんとドラさんは一気に攻撃に出る。

ドラさんの斧がドラゴンの頭に振り下ろされ、一瞬だけ怯ませる。

その隙に、シンさんが割れかけている鱗に肉薄し、攻撃を叩き込む。

その攻撃で、その部分だけ鱗が剥がれ落ちる。

そこに、ドラさんが強烈な一撃を叩き込む。


爆発じみた音が響き渡り、ドラゴンの体が4,5m吹き飛ぶ。


------

名前:レッサードラゴン

体力:348/700

------


ドラゴンの体力が半分を切った。

基本的に、体力が半分を切ったりすると、”行動パターンが変化”する。

こいつとの戦いは、これからだ。

戦闘時間はここまでで5分ほどの計算です。

思考時間は20秒ほど。

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