46.レベルをあげよう!part2
今日は余裕があったので少し早めです。
「じゃあ、改めて自己紹介させてもらうよ!僕はシン。このパーティのリーダーをしている。ジョブは剣士だ。よろしく!」
「私はマーシュ。ジョブは魔法使いです。よろしく」
「俺の名前はドラ。ジョブは重戦士だ。よろしくな!」
「ナツです。ジョブは弓使いです。少し魔法も使えます。まだまだ未熟ですが、よろしくお願いします!」
一通りの自己紹介を終え、何かしらクエストを受けようという話になった。
「ナツは今回が初めてのクエストなんだよね?」
「は、はい。初めてです」
「なら、戦闘系じゃなくて採取系のクエストにしようか。戦闘系クエストの方が報酬は多いけど、初心者が受けるには難しいだろうし、アズさんに止められちゃうだろうしね」
おぉ……ちゃんと私のことまで考えてくれてる。
いい人なんだなぁ……
「じゃあ、このクエストでいい?」
そう言って見せられたのは、採取クエストの依頼表。
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依頼内容:ケアルの葉を採取する
ランクE
概要:傷薬の原料であるケアルの葉の在庫が底をついてしまい、傷薬が作れず困っている。なるべく多くのケアルの葉が欲しい。
報酬:一株につき50ゴールド〜
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「……ケアルの葉?」
「うん、ここから30分くらいのマラカ森林にたくさん生えてるんだ。ただ、魔物が多いから、こんなふうにギルドに依頼が来ることがあるんだ」
ほうほう……
「50ゴールド〜 となっているのは……?」
「ああ、多分品質によって価格が違うからじゃないかな?状態の良いものは傷薬にしたときに効果が高くなるから、どの店も高く買い取ってくれるんだ」
「そうなんですね……。あ、ランクEとなっているのは……?」
「これは依頼の難易度を表してるんだ。一番高いのがSランク。Eランクは一番簡単なものだよ」
へぇ〜……そんな仕組みなのか〜……
「他に聞きたいことはある?」
「い、いえ!大丈夫です!」
「分かった。じゃあ、このクエストでいいかな?」
「「「もちろん」」です!」
「じゃあ、出発しようか」
ついに出発……うぅ、緊張してきた……
できるだけお荷物にならないよう頑張らないと……!
「ここが……」
「うん。ここが採取地、マラカ森林だよ」
たどり着いたのは、たくさんの木々が生い茂る森。
あちこちで小鳥のさえずりが聞こえる。
……まぁ、魔物もいるんだろうけど……
「ケアルの葉は、白い花が咲くんだ。それを目印にすれば、きっとすぐ見つかるよ」
白い花か……
結構目立ちそうだし、思いの外簡単なのかも……?
「バラバラに動くとすぐ迷っちゃうから、皆で固まって行動しよう。魔物の気配がしたら、すぐに知らせること。いいね?」
「は、はい!」
よし……頑張るぞー!
「シンさん、これですか?」
「どれどれ……?そう、これ!」
探し始めて10分、私は白い花が咲いている背の低い草を見つけた。
見た目はミントに近いかな?
「うんうん、状態もいいし……これなら良さそうだ!」
そう言うと、シンさんはケアルの葉をアイテムボックスにしまう。
「よし、もっと探そう!」
それから30分ほど探し、私達は26株のケアルの葉を採取した。
「よし、そろそろ帰ろ……」
ズシン
シンさんの発言を遮るように、地鳴りがした。
……何か…来る!
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