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ゲームクリエイター ~とある少女の冒険譚~  作者: メープル
グレイシア領編
44/94

43.ナツの異常さ

「お、おまたせしました。こちらがギルドカードとペンダントです」


私が的を魔法で攻撃してから数分。受付のお姉さんがクレジットカードほどのカードと、金属でできているペンダントを持ってきた。


「ギルドカードは、クエストの受注状況や達成数、ステータスやランクが記入されていきます。なくさないよう、注意してください」


そういって渡された。


------

名前:ナツ  クエスト受注状況 --- 達成数 ---

ランク E


ステータス

体力    A

魔法力   C

力     C

防御力   D

知力    B

魔法防御  B

素早さ   B

運     C

------


「ペンダントはどこの支部で登録したかなど、冒険者としての身分証明書となっています。一部の宿や店で見せると割安なサービスを提供してくれることもあるので、なくさないよう気をつけてください」


------

ナツ  冒険者ギルド:グレイシア支部

ランク E

------


どっちも大事なものっぽいね。

なくさないように気をつけないと……!


多分、カードのA・B・C・D・Eは能力値の上昇幅を表してるんだろうな。

で、ランクは受けられるクエストの難易度とかを表してるのかな?

まぁ、しばらくは受けないだろうけど。


「では、これにて手続きは終了です。お疲れ様でした!」


私は無事、冒険者ギルドに入ることが出来た。


さてと、まだ時間もありそうだし、もう少しこのあたりを散策してみようかなっ!




ナツさんがギルドを後にしてから数分後、私はギルマスの部屋の前に立っていた。

もちろん、事の顛末をギルマスに説明するためだ。


「ギルドマスター、アズです。例の件についてお話するため参りました」

「はい、空いてますので入ってください」

「失礼します」


私は扉を開け、中に入る。

ギルマスは、ソファに腰掛けていた。

ギルマスは私と同じ女性で、同じくらいの歳なのに、たった2年でグレイシア支部のギルドマスターまで上り詰めた、異例の経歴を持つ人だ。

そのカリスマ性は、荒くれ者の冒険者をもいともたやすく纏め上げてしまう。

この街で犯罪がないのは、スーシャ様の統治力とギルマスのカリスマ性によるものだろう。


「では、説明させて頂きます。名前は川上夏。ジョブは弓使い。能力の上昇値のバランスも良いです。しかし、スキルが明らかに異彩を放っています。固有スキルだと思われる”魔法創造”や、”剣の舞”、”継続は力なり”など、通常一般人が取得できないようなスキルを持っていました。また、知力が非常に高く、魔法の威力はこれまで見てきた中でもトップクラスでした。何しろ、魔法防御の魔法がかけてあった的を”跡形もなく吹き飛ばしました”から」

「あの的を吹き飛ばした……、それは事実ですか?」

「はい、間違いありません。この目でしっかりと確認いたしました」

「そうですか……。わかりました。ありがとうございます」

「いえ、では職務に戻らせて頂きます」


私はギルマスの部屋を後にした。




「川上夏さんですか……」


ギルマスは、誰もいなくなった部屋で、呟く。


「これは……ひと波乱ありそうですね」

いつもコメント等での応援、ありがとうございます!

とても励みになります!

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