42.冒険者ギルドに入ろう!
装備を一新し、私の気分は過去一で良くなっていた。
鼻歌混じりに店の外に出た私は、向かいにもう一つ大きな建物があることに気がついた。
看板には、”冒険者ギルド”と書かれているのが分かる。
冒険者ギルド……行ってみようかな?
今後アッシュ君についていくためにも、取れるものは取っておいたほうが良いかもだし。
よし……行ってみよう!
私は冒険者ギルドへと足を運んだ。
カララン
レストランに入店したときのようなドアベルの音が鳴り響く。
中は思っていたよりも静かだった。
ギロッ
「ひっ……」
周りの人の視線が刺さる。
思わず立ちすくむ。
皆、そんな私の挙動に興味を失ったのか、それぞれの会話に戻っていった。
はぁぁぁ……怖かったぁぁぁ……
私は正面に見えるカウンターの方へ歩く。
ここまで来たら……引けないよね。
私は覚悟を決め、カウンターの前に立つ。
「冒険者ギルドへようこそ!新規登録ですか?」
カウンターで私に対応してくれたのは、20歳半ばほどの女の人。
とても優しそうな印象を受ける。
「は、はい。お願いします」
「わかりました。では、この上に右手を置いてください」
そういって渡されたのは、よくわからない機械のようなもの。
私は言われるがまま、それに手を乗せる。
すると、受付のお姉さんの方がぼんやりと光り始めた。
「ふむふむ……職業は弓使いですか……ステータスの上昇幅も高い……」
あ、これ鑑定されてるのか。
でもなぁ……口に出さないでほしいんだけどなぁ……
「ステータス測定が完了しましたので、私についてきてください」
そういって、カウンターの奥の方へ歩いていく受付のお姉さん。
私は言われた通りについていった。
やってきたのは、訓練場のような場所。
「では、あの的めがけて好きな魔法を放ってください」
そういって指定されたのは、30mほど先の案山子のようなもの。
大きさはだいたい1.7mほどだろう。
「あれ……ですか?」
「はい、炎、水、風、土、どの魔法を使ってもらっても結構です。全力の魔法をぶつけてください!」
全力、ねぇ。
今一番威力が高いのは風魔法だけど、風魔法は制御が難しくて矢の形に出来ないんだよなぁ……
……炎魔法にしておこうかな……
「じゃ、じゃあいきます!」
私は今までと同じように炎の矢を1発作り、的に向けて放つ。
的は、矢が当たると同時に消え去った。
ふう……、この流れはうまくいくようになったなぁ……
後は射出速度と矢の速度をあげられるようにならないと。
お姉さんの方を見ると、なんとも言えないような顔をしていた。
……なんか、失敗しちゃったかな……?
「あ、あの……なにかやらかしちゃいましたか……?」
「はっ、い、いえ!大丈夫ですよ!」
なんかすごい動揺してるんだけど……
私、なんかやっちゃった……?
彼女はちょっと異常(定期)




