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ゲームクリエイター ~とある少女の冒険譚~  作者: メープル
グレイシア領編
34/94

33.巻き込まれた!

少し短めです。

思案に耽っている私をよそに、身なりを整えるスーシャさん。


「そろそろお昼時ですね。帰りましょうか」

「は、はい」


体が強張っているのを感じる。

そりゃ、あんな魔法見せられたら……ねぇ?


「どうしました?帰らないのですか?」

「い、いえ。なんでもあり……ないです」


スーシャさんは不思議そうな顔をした後、ボス部屋の中心に向かって歩いていき。



目の前で消えた。




……え?

スーシャさんどこ行ったの?

消えた……?……いや、にしては……


私はスーシャさんが消えた辺りに近づく。

足元を見ると、来るときの魔法陣とは違う、優しく金色に光る魔法陣があった。


なんだ……転移しただけか……

……これ、帰還用のだよね……?

でも、これしかないし……

行くしかないか……



どうやら、魔法陣恐怖症になってしまったらしい。




「遅かったですね。何かありましたか?」


転移したのは、”迷いの花園”の入り口部分。

ちゃんと出口に飛ばしてくれたようだ。


「いえ、大丈夫です!」


少し、語尾が強くなってしまった。


「……?では、帰りましょうか」


少し首をかしげるスーシャさん。

何はともあれ、私達はダンジョンを後にした。




……そこまでは覚えてる。

なのに……


「どうしてあなたも止めなかったんですか!スーシャ様は領主なんですよ?!ダンジョンへ遊びに行くような感覚で行かれては困ります!怪我でもされたらどうするつもりだったんですか!」


……なぜ……なぜ私は怒られているのだろう……



時は、数分前に遡る……




私達が村につくと、一斉に護衛の人たちが駆け寄ってきた。

その中でも一番体つきがいい、村に来るときに先頭だった人が話しかけてくる。


「スーシャ様、村の視察はどうされたのです?」


にこやかな、でも明確な怒気がこもっている口調で問いかけてくる。

私に向けられているものではないとわかっていても、思わず身構えてしまう。


「え、え〜っと……」


珍しく、スーシャさんがしどろもどろになっている。

私といた時はすっごい饒舌に喋っていたのに……


「……場所を変えましょうか」


スーシャさんと護衛の人たちとで、私の家に向かう。

……なぜ私の家なのよ。



そして、さっきの場面に戻る。



私はただ、1人で特訓しようとダンジョンに行っただけなのに……

それにスーシャさんが勝手についてきただけなのに……

なんで……なんで私も怒られるのよ……



説教は、2時間近く続いた。

次回、対人です。

あんまりやばい表現は使わない方向でいきます。

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