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ゲームクリエイター ~とある少女の冒険譚~  作者: メープル
グレイシア領編
33/94

32.再戦!アルラウネとの戦い!

「……気がついていたんですね」


そう言って、スーシャさんが物陰から姿を見せる。


「気がついていたんですね……じゃないですよ!村の視察があるんじゃなかったんですか?!」

「あら、”私が”村を見回るなんて一言も言っていませんよ?」


何その屁理屈……


「あの、なぜ私の後をつけてきたんですか?」

「え?村の外へ1人で出ていって、ダンジョンへ入っていく人がいたら、気になってついていっちゃうじゃないですか」


そんな軽いことじゃないと思うんだけどなぁ……


「そんな軽く言わないでくださいよ……。あなた領主ですよね?!怪我でもしたらどうするんですか!」

「大丈夫ですよ。怪我なら自分で直せますし、少なくともあなたよりは強いですよ?」


さらっとそんなことを言われた。

私より強いって……


「……もしかして疑ってます?そんなに疑うなら見てみますか?」


見るって……。何する気よ……




「ここにしましょうか」


私達が立っているのは、”ボスの魔法陣の前”。


「ここって……思いっきりボスじゃないですか!!」

「大丈夫ですよ、なんとかなります!」


茶目っ気たっぷりにそんなことを言うスーシャさん。

アルラウネはトラウマなんだよなぁ……


「それじゃ、行きますよ!」

「え、ちょっ!待っ!」


抵抗虚しく、私達はボスの前へと転移した。




「それでは、あなたの全力の攻撃をあいつに撃ってみてください」

「わ、わかりました……」


ここまで来るのに、何回か敵とのエンカウントがあったけど、全ての攻撃を躱して来ているため、私のパッシブスキルはマックスの状態だ。

この状態が、私の出せる全力。


追加で、炎の矢を作成する。

前にも言ったけど、こいつの弱点は炎。


これで、準備は整った。


「行きます!」


「ええ、全力でやっちゃってください!」


そんなことを言いながら、スーシャさんも魔法を構築し始めた。

後ろから水のような音が聞こえて来るから、多分水魔法だろう。


狙いを定めて……

ここだっ!


炎の矢は、私の狙い通りにアルラウネへと突き刺さる。


------

名前:アルラウネ

体力:315/450

------


やっぱり弱点属性で攻撃すると、ダメージが跳ね上がるね。

135ダメージか……まあまあかな?


「では、私の番ですね」


そう言って、ウォーターボールをアルラウネにぶつける。


------

名前:アルラウネ

体力:314/450

------


……1ダメージ?


「まだ、終わっていませんよ?」


そう言うスーシャさんの手元には、”電気のようなもの”が駆け巡っていた。

濡れている敵……駆け巡る電気……

え、まさか。


「これが私の最大威力の攻撃です!”サンダーボルト”!」


直後、雷が目の前に落ちたかのような光と轟音が襲いかかってくる。

突然のことに思考が停止する。


そして、光が消えた後。



そこに”ボスはいなかった”。




「えぇ……」

「ふぅ……。久しぶりに撃ったので疲れましたね」


いやいやいやいや。

あんなに高威力の魔法撃っといて、疲れたで済むのおかしいでしょ……


少なくとも、与えてるダメージは314を超えてる。

私の最大火力の約2.5倍……

しかもあんな魔法撃ったのに、涼し気な顔してるし……

ということは、まだまだ本気じゃない……?


この人、まだ隠し持ってるはず。

最大威力の割には、全く疲れが見えない。

でも……



……いや、考えるのはやめよう。

少なくとも、この人は私より強い。

3倍……いや、4倍は強い。



だとしても、絶対についていくんだから!

高評価よろしくお願いします!

コメントも待ってます!

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