14.激闘!アルラウネ戦!(中編)
ボスって強いからボスなんだね。
さて、一発3ダメージだけど、上ブレとかクリティカルとか考えると、最低でも100発ってとこかな?
そんなことを考えつつも、私はアルラウネにダメージを蓄積させていく。
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名前:アルラウネ
体力:397/450
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対するアルラウネの攻撃は、道中の精霊と同じだった。
風切り音を聞いてから避けることができるので、今のところ被ダメは0。
どこまで被ダメ0で削れるかが鍵になってきそう……!
既に、戦い始めてから20分が経過している。
相手の攻撃は、一回でも喰らうと致命傷になってしまうため、深入りを避けているのだ。
しかし、遠くから攻撃していることもあり、ダメージの通りが悪い。
遠距離攻撃というものは、相手との距離が離れるほど威力が減衰するのである。
例えば10m離れていると、威力は1%減少する。
距離が離れても威力が変化しないスキルもあるが、どのスキルも高レベルでの取得になっている。
彼女とアルラウネの距離、約20m。
威力が2%減衰する計算になる。
この戦闘において、2%というのは致命的だ。
一見、対して変わらないようにも思えるが、クリティカルヒット時のダメージに大きな影響が出るのだ。
さらにダメージの減衰は、戦闘時間の増加を引き起こす。
そして、戦闘時間の増加が引き起こすのは。
「はぁ……っ、はぁ……っ!」
集中力と判断力の低下。
そして、スタミナ切れである。
相手の体力を2/3ほどまで削ったところで。
ヒュン
一発の刃が、私の足を掠めた。
「くっ……!」
ダメージはそこまでではないけど、痛みは思考能力を低下させ、焦りを生む。
焦りはミスに直結し、今までやってきた回避が思うようにいかなくなる。
まだ避けることはできるが、避けたあとの攻撃へと繋げられない。
あと一発でも喰らったら、回避もままならなくなるだろう。
それは、私の敗北……”死”を意味する。
こんな時こそ冷静になるべきだが、不可視の刃がそれを阻害する。
相手に疲れは見えず、むしろこの戦闘を楽しんでいるように見える。
私は根気で回避する。
だが、私と刃の距離がどんどん狭まってきていることがわかる。
最初は2,3mだったのが、今は50cmほどになってしまっている。
その隙間が、40cmになり、
30cmになり、
20cmになり、
10cmになり……
《条件を達成しました》
《スキル”回避Lv1”を取得しました》
逆転の一手ともいえる、スキルを入手した。
おかしいな……
主人公補正はない方向のはずだったのに……
次回、アルラウネ戦、決着です。




