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アーサーの結婚式。16

何時もお読みいただきありがとうございます。

よろしくお願いいたします。

王太子夫妻をお迎えすると言う緊急事態を乗り越え、夕食かもつつがなく終えたサンローゼ家の人々がルークの執務室に集まっていた。夕食に出された”カレー”王太子夫妻にもラインハルト伯爵夫妻にも大好評で”カレー粉”が出来たらぜひ販売して欲しいと言われるほどの大成功だった。そんな中、リディアに集められたのは、ルーク、シールズ辺境伯夫妻、ベンジャミン、カインそしてランドルフだった。


バルビッシュ達は急遽護衛班に組み込まれ、ララはサンローゼ家のメイドに一時的に戻っていた。メイド長が淹れて行った香茶をリディアが一口、二口飲むがリディア以外は誰も口をつけない程に緊張していた。一人だけアイシャだけは『まあまあま、リディアちゃんおこだわ』とニコニコ見守っているのだった。


「黙っていても分からないでしょうルーク?どうして急に王太子様と王太子妃様がこちらに来られることになったのかしら?そして、なぜ事前に連絡が貰えなかったのかしらぁ?」


「い、いやっ俺達も王太子妃様がいらっしゃるのは今日、今朝知ったんだ。なぜか、王太子様と一緒にいらっしゃっていたんだ。だって、断るわけにはいかないだろう?」


ルークがリディアに必死に自分達も急に知ったのだと説明をしている。それを聞いてカインは『あっ、ルーク父さま、あーあっ』と思うのだった。ルークの言い訳を聞いてリディアは「へぇー」と言う。


「そうですか、あなたも今朝知ったのですね()()()()様がいらっしゃるのは。それでは、王太子様がいらっしゃるのは事前にご存知だったのですね」


「い、いや…ひぃ」


ルークは自身の失敗に気付き重ねて言い訳をしようと思って口を開きかけたがリディアの見る物全てを凍り付けるような視線に怯み思わず小さく悲鳴を上げた。そんな娘婿を気の毒に思ったのかシールズ辺境伯が助けに入る。


「リディア、あまりルークを責めてやるな。知らせに来たくてもザインの予定が合わなく出来なかったのだ、丁度奴は我らを王都に送った後用事があると世界樹の森の村に戻っていてな。到着と同時にランドルフを走らせるのが精一杯だったのだ」


「お父様っ!そうであれば、最初からそうと説明すればよいのです。言い訳をするから話に信ぴょう性が無くなり責められる事になるのです」


「「はい」」


何故か助けに入ったシールズ辺境伯もルークと一緒に怒られシュンと下を向いてしまった。その様子を見てベンジャミンとカインは『反面教師にしよう』と心に誓うのであった。その横で型を震わせてアイシャが笑いをこらえていたがついに我慢が出来ずに声を上げて笑い始めた。


「お、お母様っ!」


「ご、ごめんなさい。だって、あのリディアが”言い訳を”とか言ってるのですからこれが笑わずに入れますか?大人になったのねぇとも思いましたが無理でした。はぁー、久しぶりにすっきりしたわ。

 まあ、そのくらいにして今後の事を話しましょう。アーサーの結婚式もあるし、ベンジャミンの婚約者の事もあるのだから」


アイシャの話にリディアは反論する事なく話を聞いていた。そして、ベンジャミンの話が出ると「そうだっ!」と言う表情をしてベンジャミンをじっと見つめた。隣にいるベンジャミンの表情を見る事は出来ないカインはただただ自分に話が降られない様に願うだけだった。


その後審判のお立ち台に上がったベンジャミンは、身内の前でペシュケとの出会いからいつ頃結婚を意識し始めたなど根掘り葉掘り聞きだされ雰囲気的に黙っている事も出来ずベンジャミンは全部話したのだった。その甲斐あってか、ベンジャミンが真剣にペシュケの事を思っている事が分かり家族全員で祝福するのだった。


「ベンジャミンの結婚は順番的にアーサーの結婚が王都に認められてからだから来年になるけど大丈夫なの?」


「はい、母上。すでにペシュケにもブリッヂベース卿にも説明をして了承を貰っています」


「…そんな所は見事としか言えないけど、事前にルークには相談しなさい。そうじゃないと何かあった時に援護も出来ないわよ。ねぇ、あなた」


ルークはベンジャミンから新事実を聞いてガックリうなだれるのであった。カインは『本日のルーク父上さまは厄日だね』と表情を変えずに考えるのだった。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

しばらくの間1日2話更新で進んでいきます。

よろしくお願いいたします。

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― 新着の感想 ―
王太子も王太子妃もやりたい放題だなあ。 そんなことしてると嫌われるとザインに釘を刺して貰いたい。
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