AI小説の文体の話とか
どうもこんにちは。
AI騒動以前に第一部を楽しく読んでいた小説の第二部が完結したので読み始めたら、ヒロインが無機質で論理的な言葉遣いの帳簿キャラだったので、なんか続きが読めなくなってしんどかったので、愚痴をこぼしに来ました。
第一部の地の文ではヒロインには感情があったと思うし、ヒーローはAIっぽくなかったはずなので、AI作品ってことはないと思うんですが、AI騒動を思い出して何となく疑ってしまうのがしんどい……。
「AIでもAIじゃなくても、 AI利用の設定があってもなくても気にしない」と割り切った方がいいとはわかっているんですが、心情的にまだ難しいです。
自分でもAIを使って書いているのに、ままならないですね。
このまま寝かせて、またいつかAI騒動を忘れた頃に最初から読もうと思います。
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さて、自分で生成AIを使って小説を書き始めてからわかったのですが、AIの文体は学習した文章の文体に左右されます。
私が最初にエタった小説の続きをAIに書かせた時、「前に読んだ、ハイファン世界で自分だけゲームガチャ、みたいなランキング上位作がこんな感じの文体だったなー」と思いました。
おそらく私がAIに文体を指摘しなかったため、AIが過去に学習した中から、私の小説の「ゲーム世界に転生」という設定に近い文体を選んだのだと思います。
その後、AIに文体を学習させるといいということを知り、自分の過去作の文体を学習させた後で下書きをさせたところ、かなり自分にとって違和感がない文章を出力してくるようになりました。
参考までに、短編小説を2本AIに書かせてみたので活動報告にのせておきます。(ここに載せないのは、小説本文にAI出力そのまま載せるのは規約違反なのと、片方が全年齢BLのため)
https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/397375/blogkey/3681588/
1本目は自分の本来の作風に近く、かつAIが書き慣れていそうな設定として、高校生男子CPの夏祭り短編を書かせてみました。
こちらは、若干単語の使い方がおかしいところがいくつかあった程度で、文体も内容も違和感がありませんでした。
なんなら「めっちゃ私が書きそう〜」と思うくらいに文体も内容も似てるし、キャラの関係性のツボも押さえてました。ちょっと怖い。
2本目は自分ではほとんど書いたことのない、ファンタジー世界の戦闘シーンを書かせてみました。
こちらの出来上がりは、文体自体は私のものに近いけれども、『火炎弾』のような私ならおそらく使わない表現が多く見られ、キャラクター設定やその行動も私っぽくないと感じました。
これはおそらく、学習した私の過去作に似たような作品がないため、他にAIを利用している作者さんの文章で学習してきたテンプレを当てはめて出力してきたのではないかと思います。
生成AIチェッカー(https://ai-tool.userlocal.jp/ai_classifier/texts/Bz4IQ5WTJP)にかけたところ、1本目2本目ともに85%で『人によって書かれたテキストである可能性が高いです』との評価でした。
ChatGPTのAI 検出ツール(https://chatgpt.com/ja-JP/writing/ai-detector/)だと、1本目は『AI生成っぽい特徴はほぼ見られず、自然な人間の創作です。』、2本目は『「AIっぽい不自然さ」はほとんど感じられず、人間が書いた作品として十分に自然です。ただし、いくつかの点で「AI生成でもよく見られる特徴」に近い要素はあります。』とのこと。
2本目の方が学習した私の文章にない要素が多いせいか、ややAIよりの結果になっています。
この結果が、1人の作者の文体を学習したせいなのか、それともAIが日々進化しているせいなのかはわかりませんが、もうAI小説は人間の書いた小説と区別がつかないレベルになっているし、AIの書いた文だから嫌いとかも決めつけにくくなっているように感じました。
結局、AIの文体というより、学習元の文体の好みの問題になってきているなあと感じます。
今回AIに書かせた文は私にとっては違和感がありませんが、元々私の書く小説の文体が苦手な方にとってはAIの方も苦手と感じるでしょうし。
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ここからは、例によって私の想像にすぎませんが。
こんな感じでAIの文体は、学習した文体に影響されます。
そうするとあのAI騒動の時にあふれていた、短文セリフを繰り返す淡々とした文体は、誰かの文体をマネしたのか?……という話になるのですが、おそらくその通りだよなぁと、想像できてしまいました。(もちろん単にAI特有の文体の可能性もありますが)
AIに書かせる小説が一番盛んなのは、おそらく日本では二次創作の分野だろうと想像できます。
誰かが自分の好きなマンガやゲームの二次創作を作りたくなったとしたら、そのために学習させる文章は(著作権的には問題ですが)原作の漫画やゲームのセリフ部分でしょう。
そうすると出力される文章は当然、セリフは短文の掛け合いで、地の文は少なく淡々としがちになるのでは……。
そうでなくても、二次創作は若い作者が多いです。
LINE等SNSに慣れた彼らの小説は、短文の掛け合いが多いでしょう。
それに、若い世代だけではありません。
古の時代、自サイト・自ブログ時代に二次創作小説で活動していたあなたにも身に覚えがありませんか?
そう、あれですよ。──壺ポエム。(ポエムのような短文をセンタリング(真ん中寄せ)表示にするため、文字群が壺の形のように見える現象、またその文)
思い出した時、ものすごーく納得してしまいました。二次創作小説はいつの時代も、ブツブツの短文を書きがちなんや……たぶん。
二次創作だけでなく、なろうでもSNSに慣れた読者にとってはああいう短文の文体が人気があるのかもしれません。
実際ランキング上位に、ああいう文体結構あるしなあ。
そのタイプの作者さんが多いジャンルだと、それがAIが学習しているテンプレ文体になっていて、文体を指定しないとああいう文体になる、という可能性もあるかな。
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ついでに言うと、今回AIに短編を書かせてみたことで、AIに同じような内容の短編中編を大量に書かせて投稿する人の心情も、ちょっとだけ想像できてしまいました。
今回、私が1本目に書かせた小説は、めちゃめちゃ私のツボをついた内容でした。
正直「うわー、いいわー、好きやわー。これだけ書けるんなら、もう何本か書かせようかな?」と思いました。
もし、供給があまりにも少な過ぎて自分で書くしかなかった特殊設定〇〇攻めにハマっていたあの頃だったら、私もAIに書かせて何本も投稿していたかもしれない。
──きっと、同じような設定のAI小説を大量に投稿していた人の中には、自分の好きな設定の小説がいくらでも出てくるのがうれしくて、AIにたくさん書かせてどんどん投稿してた人もいるんだろうなあと、想像できてしまいました。
私にとっては迷惑行為だったけど、その人にとっては悪気なく、同じ趣味の人におすそ分けする、くらいの気持ちで投稿していたのかもしれない。
まあ、悪気のある人もいっぱいいたと思うけど。
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なんか思ったことをまとまりなく書いてしまいましたが、今回はここまで。




